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人生ついてない彼女の転生スローライフ  作者: 春人


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記憶喪失5日目 ll


セシルに着替えさせてもらって、ご飯を食べたら昨日の続きの本を読む。

園芸の本は昨日読んだので、歴史の本を読むと貴族について書いてある。

貴族階級と王様について。貴族階級とか気になってたんだよね。

私の階級はどこなんだろ?お屋敷は大きい気がするけど、一般的なお屋敷の大きさがわからない。

外を見ても近所に建物らしいものはない。遠くを見たって何も見えないからわからない。


ーーまぁいいかな。気になるけど今の私にはあまり重要ではない。貴族の子供はどこかに嫁げって言われるのかな?それは嫌だな。

小説とかドラマだとお金持ちの子供は政略結婚とかあるって聞くけど...現実的にどうなのか。

直接言われるか、雰囲気を読み取るべきだね。だって中身27歳だし。


「マリザ〜」


「どうなされました?」


部屋の掃除をしてるマリザを呼ぶ。


「お庭に行くのは何時ですか?」


「昼食が終わってからです」


昼食が終わってからってことは13時ぐらいかな。

本も読み終わっちゃうから、図書室にもいきたい。


「ご飯まで図書室に行ってもいいですか?」


「1時間ほどしかないですけど、いいですか?」


「昨日持ってきた本が読み終わるので、新しい本を借りに行くだけです」


「わかりました。

では、いきましょうか」


すぐに行っていいみたいで、マリザはドアの方へ行く。


図書室に移動して、マリザは本を戻しに行ってくれる。

私は持って帰る本を選ぶ。何にしよう。

気になる本はいろいろある。題名が気になる本。表紙に惹かれる本。この時代の本には目次なんてものはない。

直感で選んでいかなきゃいけない。


ンーーー

「この2冊にします!」


「・・ギロチンにかけられた貴族名簿1と2ですか?」


「はい!何をしたのか解説付きです!」

ペラっとなかを少し見せる。


マリザは引き攣った顔をしながら、何か考えてる。


「お嬢様にその本は早いと思います」


「え、、惨殺なシーンがイラストされてるわけじゃないです!書いてあるだけです!」


「それでも、教育に良くないと思います」


「逆です!こんなことをしたらどうなるか幼い時にちゃんと理解しておくべきです!」


マリザが引かないので、私もいかにこの本を読む理由があるかをプレゼンする。

気になった本を読むなと言われるなんて耐えられない。

いま手放して、隠されても困る。


握りしめてマリザを見上げる。ジーーーー


「私は教育によろしくないと思います」


「そんなこと!「なので!奥様に確認してきます」」


ダメって言われてたのにお母様に聞いてくれるってことは、すごくいい答えなんじゃない?マリザすっっごく嫌そうな顔してるけど、聞いてくれるって!うれしい!


「お願いします!」


「はい。クマさんのところに行っている間に確認しにいきます」


うれしい〜!

飛び跳ねちゃう!鼻歌も歌っちゃう!スキップもしちゃいたい!全身で喜びを表したい。


「そろそろお部屋に戻りましょう。お嬢様。

他の本も持っていきますか?」


「他の本はいらないです!」


マリザが本を持って扉を開けてくれる。

スキップで自分の部屋に戻る。


部屋に戻ると、セシルが朝言ってた服が置いてある。


「わぁ〜ズボンだ〜キラキラ

セシルありがとう!」


「サフィお兄様が剣のお稽古の時にきていたお洋服です」


うれしい〜

サフィお兄様って誰かな〜、わからないけど嬉しい!

お洋服がかかってるところでウロウロしてると、後ろでマリザとセシルが話してる。


ーーー

「今日はなんの本借りてきたんですか?植物ですか?」


「ギロチンにかけられた貴族名簿1と2よ」


「は?」


「その反応もわかるわ、でも絶対読みたいって。

あとで、奥様に確認に行ってくる」


「・・そうですね、確認しに行ったほうがいい思います」


嬉しそうにしてるお嬢様を見ながらマリザとセシルは話を続けた。

アンが食事を持ってくるまでつづいた。




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