記憶喪失4日目 ll
図書室に移動して、本棚をうろうろ見て回る。
「本の移動ってしてもいいですか?
本の並びとか、読んだ本をまとめて片付けていきたいんですけど」
「問題ありません。旦那様は好きにしていいと言われてました」
移動してもいいんだったら
本棚を一つ開けて、机に置いていってもらおうかな
「ここの本を全部出してもらっていいですか?」
「全部ですか?」
「本棚が開かないと入れ替えもできないですし。読んだのを入れていく場所もないので」
「わかりました」
マリザとセシルが2人がかりで綺麗に出して行ってくれる。
机が広いから、本も傷まない。
離れて邪魔にならないところで私は本を読むことに。
気に入った本は読み返したくなりそうだから、読み返しやすい場所に置いておきたい。
「セシル」
「はい。お嬢様」
手を止めてセシルが近づいてきてくれる。
「この3冊は読み返したくなるかもだから、取りやすい場所にしまって」
「わかりました」
セシルが持って行って、整理に戻る
私は出てる本から読んでいくことに。ジャンルごとに読もうと思ったけど、ありすぎて無理そう。
「お嬢様、オレンジ水です」
集中してると、アンが飲み物を持ってきてくれていた。
アンも手伝いに来てくれてたみたい。
「ありがとう。ちょうど喉が渇いてたの」
オレンジ水はとっても美味しくて、私のお気に入りになってる。
薔薇水とホットチョコレートとオレンジ水は大好きでお気に入り。
マリザとセシルとアンは手分けしてわかりやすく本を分けて行ってくれてる。
お願いしたよりも多く本棚を開けて行ってくれてる。
「セシル、奥様とのお約束の時間が近いから行ってきていいわよ」
アンがセシルに伝えると。セシルが懐中時計を確認して作業を止める。
「お嬢様、すみません。少し離れます」
「お母様とお約束してたの?ごめんなさい、お願い事ばかりして」
「少し呼ばれているだけなので大丈夫です」
頭を下げて出ていく。
「大丈夫かな?」
「大丈夫ですよ。セシルが奥様にお願いしたことですし、喜んで出かけてすぐ帰ってきます」
そっか。なら大丈夫かな。
私のせいでセシルが怒られたりしたら嫌だけど、違うみたいだし。
またすぐに本を読み始める。
そばにある本を手にとると植物の育て方の本が....
彼女はサボテンすら枯らしてしまうぐらい植物を育てるのに向いていなかったけど。私は上手くできるかな。
勉強して気になるの植えてみようかな。




