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人生ついてない彼女が、幸せを掴むスローライフ  作者: 春人


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12/22

記憶喪失2日目 lll


部屋に戻ると、絨毯の色がチャコールグレーに変わってる。

この色好き〜きれいだな〜


「靴を脱ぐ場所も作りました。

この黒いところで脱いでください」


「はい。ありがとうございます」


靴脱いで生活できるの幸せ!

嬉しくって口角が上がる。絨毯に座り込んで絨毯を触る。


「どうですか?」


「ふわふわで気持ちいいです‼︎」


寝転がりたい。頬ずりがしたい。ふわふわ毛布とふわふわクッションが欲しい(某有名なダメにするクッション)。


「お嬢様、奥様がいらっしゃいました。お立ちください」


はっ!お母様

さっと立ち上がって服を直す。

セシルさんが扉を開けて、お母様が入ってくる。

土足禁止になったのを知っているから、黒い部分で靴を脱いで部屋に入ってくれる。


「コゼット、おはよう。

アフタヌーンティーを一緒にできて嬉しいわ」


「お母様おはようございます」


頭を下げると、優しく微笑んでくれる。

お医者様が来た一昨日は混乱してたけど、今は状況もちゃんと理解できてるから驚いたり怯えたりしない。


「私もアフタヌーンティーに誘っていただけて、とても嬉しかったです。」


「フフ 私も本当に嬉しいのよ。

今日は何をしていたの?昨日は窓から庭を熱心に見ていたと聞いたわ」


話し方がとっても穏やかで優しい。綺麗で子供がいるように見えない。


「朝の中庭が綺麗で小鳥とリスが可愛かったので眺めてました。あと図書室に連れて行ってもらって絵本を2冊読みました。

本がたくさんあってとっっても幸せです。

マリザに聞いたんですけど、お祖父様が図書室の本を増やしたと」


「とっても本がお好きな偉大な方でした。

見たことない本があるとすぐ買ってしまって、よくお祖母様が呆れてたのよ」


お金があるからできることだ。すごい!羨ましい!


「お祖母様は今どちらにいらっしゃるんですか?お話ししたいです」


「・・お祖母様は10年前に亡くなりました。

残念だけど、お話はできないの」


困り眉で言われる。

困らせるつもりはなかったんだけどな。

お祖母様もお祖父様も亡くなられてるのか

両親の年齢的には若くして無くなってる気がする

医療が進んでないのかな?寿命が短いの、遺伝的なものがあるのか。調べてみる価値あり!本読みたい!


「残念ですけど、しょうがないですね。

お父様は本のお話できますか?お祖父様のお話など」


「喜んでしてくださると思いますよ。

旦那様は好んで本を読むことはないですけど、お祖父様のお話をいろいろしてくださるはずです」


「お話ししたいです!」


お母様はすごく驚いてる。なぜ?


「なら旦那様にすぐお話ししますね。

今日は疲れたと思うので、明日はどう?」


「お願いします!」


ここ3日で一番の笑顔。お母様もマリザもセシルもアンもみんな笑顔で、笑い声が響いてる。


美味しいケーキを食べて、少し食べてからお母様は帰られた。

お母様が帰ってから、絨毯の上に座って絵本を読んで夕飯食べて、また本を絵本を読む。

なんて幸せな時間。寝る時間までに3冊読んで、読み返しました。


「お嬢様、お休みの時間ですよ

お風呂で温まったので冷える前にベッドへどうぞ」


「ありがとうマリザ。

髪ちゃんと乾かしてるからか寝癖もつかなくてすごいです」


あれ、本がなくなってる。


「絵本は?」


「寝ようと思って気になって読んでしまったら、寝れなくなってしまうでしょうから夜は預かっておきます」


そんなことある?こっそり読むのが王道じゃないの?


「読まないので置いておいてください!」


「読まないんですから置いておく必要ないです。

お嬢様、おやすみなさい。いい夢を」


頭を下げてマリザが出て行こうとする


「おやすみなさい....」 悲しい



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