15 明転‥
お互い一通り泣いたあと、
Aちゃんは付き合った経緯と、私に相談した理由を話してくれた。
" 元々彼に嫌悪感を抱いていた訳ではなく。
むしろ優しくしてくれる彼のことは気に入っていた。
ただ付き合うほどではなかった。
リア凸でも、嫌な印象はなく、純粋な好感度は高かった。
そんな中、彼から告白された。断る理由が無かったため承諾した。
その後、
「誰にも言わないで欲しいんだけど、付き合ったから特別に話しておく」
と彼から聞かされた過去のエピソードに、少し危険を感じた。
その為、るいちゃんに相談することにした。 "
との事
彼の過去のエピソード、それは私の想像を上回るものであった。
元ヤ✕ザ
逮捕歴あり(暴行)
離婚は2回とも女性側が逃げた形
明らかな危険人物。
これを聞いて尚、すぐに別れないとは...
そして彼女はこう続ける。
" 私は[Syoくん]と[るいちゃん]のどちらかを選べと言われたら、
迷いなくるいちゃんを選ぶ。
るいちゃんの方が信用できるし、大切だから。
今日の夜、彼とは別れてくる。
でももし、上手く行かなかったら、手助けして欲しいな。"
私はそれを快諾した。断る理由などない。
その後、少し近くを散策した後に映画を観る。
泣き腫らし、化粧もほぼ取れていた。
ただ、作り笑いを彼女に浮かべなくて良い時間が本当に楽で、それだけで嬉しかった。
隣に彼女がいる、幸せそうにわらってくれている
暗く陰った未来を変えられた、その安心感もあって、私は心の底から幸せだった。
映画も終わり、駅で彼女と別れる。
名残惜しそうな顔をして、彼女は言う。
「またね」
私も同じく彼女に言葉を返す。
「またね」
二度と会うことはなくなると思っていた彼女。
本心でこの言葉を交わせることが、本当に嬉しかった。
浮き足立った気持ちのまま帰路に着く。
このまま物語はハッピーエンドを迎えると思われた。
勿論、その時の私は明るい未来を信じて疑わなかった。
ただ現実は残酷だ。
"私の真の苦しみはここからだった"
と言っても過言ではないだろう。
書き忘れていたので、
主人公“私”が、ネットから自力で特定していた彼の情報を書いておきます。
ちょっとした味変?
↓↓↓
1 Syo 32歳 男性 独身 185cm 2回の離婚歴あり、子供がいる(親権は元奥さん)
(Maoは19歳)
2 建築会社(地元癒着あり)、ダーツバー、ガールズバー経営者
3 一日で1000万近く溶かしたことがある
4 夜の社会との繋がりがある
5 酒好き 酒乱ではないが、酔うと異性と連絡をとる傾向にある
6 アプリ歴4年 定期的に大人数でのリア凸開催 不健全であると言う噂も




