表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/31

第11話 モンスター侵攻イベント発生

朝になり朝食を食べてから学校へ向かいます。

クラスでは体育での着替えを女子の前でした為に女子として認められた為に普通の女子の1人として話し合える様になりましたが男子とは女子の1人と言う扱いですが見られると嫌悪感を感じてまだ上手く話せません。

それでも1日授業を受けて帰宅します。

帰宅すると早速ゲームを始めます。

ゲームのプレイヤー達は青銅の武器が普通になり始めたので付与の付かない鉄の武器の販売を始めます。

その代わり防具は一般的な物ながらサイズ調整の付与を掛けた物を販売しています。

弓と魔法の杖は一般的な素材に能力を1つ付与した物を販売します。

この頃には攻略組は4つの町を分断しているボスを倒しているので鉄の鉱石や宝石の原石を買い取っています。

そしてプレイヤーは空腹度を調理された品で回復する様になったので各種料理を販売しています。

そんな日々を過ごしていると南のゴブリンが減って来ていると言う話が広がっています。

そんな中で生産を主にこなしていると運営から通知が来て全てのプレイヤーが空を見上げます。

空に描かれたメッセージと共にアナウンスが流れます。

『南の森からゴブリンジェネラルに率いられたゴブリンの集団が攻めて来ます。あなた達は始まりの町を守りきれるか』

その通知と同時にイベントに参加するかどうかの質問が来ました。

この場合は参加をします。

すると総大将に付きますかと聞いてきました。

目立ちますがまあ良いかと了承しました。

暫くすると空に作戦名が表示されます。

『ゴブリン軍団が攻めてくる。無事に始まりの町を守り切れるか。勝利条件はゴブリンの殲滅かゴブリンジェネラルの撃破によるゴブリンの撤退。敗北条件は始まりの町へのゴブリンの侵入。侵攻開始まで後10分』

カウントダウンが始まる頃には部隊長が全員集まりました。

「作戦はどうしますか」

「小細工は不可能なので前衛,中衛,後衛に分けて中衛と後衛は空からの侵攻に注意するくらいで後は自己判断位ですね」

「命令を聞かない者には」

「存在を無視するしか有りませんね」

「確かに作戦はそれくらいで馬鹿は無視するしか有りませんね」

部隊を組み直すと時間は開始寸前になっていました。

時間になると空にカウントダウンが表示される。

カウントがゼロになると同時に私の持つスキルである王家の権威が発動してプレイヤーのステータスが大幅に上昇します。

それと同時に森から多数のゴブリンとホブゴブリンが湧いて来ます。

比率はゴブリン7でホブゴブリンが3です。

攻め込んで来るゴブリンの集団をプレイヤーの集団が殲滅して行きます。

プレイヤーも倒されますがそれ以上にゴブリン集団を倒し、死亡したプレイヤーも復活すると前線に向かいます。

それを見守っていると冒険者ギルド所属の冒険者がやって来て話しかけて来ます。

「君が指揮官なのかね」

「一応そうなります」

「我々も防衛に参加したいのだが許可をくれないかね」

「我々も神からの指示で防衛しているので最終防衛ラインをお願いします」

「分かった、そうしよう」

そう言うと南門前に移動して防衛体制に入ってくれました。

プレイヤーの皆が死に戻りをしながらゴブリンを倒して行くとゴブリンの数にも限りが見えて来ました。

しかしその変わりに現れるゴブリンが強くなっています。

「どうやら現れるゴブリンがエリートゴブリンにメイジゴブリン,プリーストゴブリン,アーチャーゴブリンがメインになって来ました」

流石にエリートゴブリンは強くて倒すのに苦労していますしメイジゴブリンとアーチャーゴブリンの遠距離攻撃には苦労しているのにプリーストゴブリンが削ったヒットポイントを回復するので殲滅速度が下がって居ます。

特にメイジゴブリンは囲まれると範囲攻撃をするので時間がかかっています。

「前線にはプリーストゴブリンを先に倒す様に指示を」

指示を出すとプリーストゴブリンが倒されるとメイジゴブリンも消滅しました。

すると森の中から飛行モンスターに乗ったゴブリンが飛び出しました。

「対空班、撃ち落として下さい」

遠距離の範囲攻撃が無い為にそれなりの数の敵が近づいて来ました。

それなりの数のゴブリンを撃ち落としましたがそれでも接近するゴブリンに魔法を打ち込みます。

「サイクロントルネード」

流石に上位範囲魔法は伊達では無く接近するゴブリンを全て撃ち落としましたが地上に落下したゴブリンが接近して来ます。

鑑定して見るとゴブリンシーフですが近付いて来たら武器を毒のナイフに変更して襲って来ます。

双剣で反撃して居ると森からゴブリンジェネラルが現れました。

「ゴブリンシーフは私が対応するので皆さんはゴブリンジェネラルをお願いします」

ゴブリンシーフのナイフを弾きながら一匹づつ的確に仕留めていきます。

全てのゴブリンシーフを倒して前線を確認するとゴブリンジェネラルはようやく一本目のヒットポイントバーを削り切れていますがプレイヤーも被害が甚大でかなり死に戻って居ます。

そしてゴブリンジェネラルは周囲のプレイヤーを無視して総隊長の私をターゲットにして移動しながら周囲を攻撃します。

その攻撃に多数のプレイヤーが死にながら必死に攻撃しますがゴブリンジェネラルは止まりません。

そこでプレイヤー達は私への進路に道を作って両側から移動するゴブリンジェネラルを攻撃します。

そのおかげで私の所に辿り着く頃にはヒットポイントは半減しています。

そして私に攻撃を仕掛けるゴブリンジェネラルに攻撃魔法を打ち込みました。

「サンダーブレイク」

私の強力な攻撃魔法にゴブリンジェネラルは倒れました。

『ゴブリンジェネラルの撃破を確認しました。町への被害は無し、町の住人の被害は無し、指揮プレイヤーの被害は無し、侵攻イベントはSランククリアーとしてプレイヤーに報奨金が支払われます。』

これにより今回のモンスター侵攻イベントは終了しました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ