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敵は超越者

 「ファイアアロー!」


 「ファイアボール!」「ファイアボール!」


 僕のファイアアローを後ろの二人がファイアボールを放って防ぐ。ちっ!できれば分断したいけど、後ろにナーシャがいるから動けない。ナーシャを守りつつ魔法の打ち合いで敵を倒さないと。


 「ホーリーアロー!」


 敵のボスは光の矢を放ってくる。


 「ベント!」


 「シャドウカーテン」


 黒いカーテンが光の矢を飲み込んだ。


 「ちっ!闇属性かよ!おいとにかく魔法を打ち続けろ!」


 「ファイアボール!」「ファイアボール!」


 残りの二人がひたすら魔法を放ってくる。僕たちはそれを魔法を使ってすべて撃ち落とす。このままだときりがない。ここは僕の最大火力の魔法で・・


 「ファイア・・」


 「きゃあああーーーー!!!」


 僕が魔法を放とうとしたとき、背後でナーシャの悲鳴が響いた。なんで?魔法は一発も後ろに通してないはず。すぐに後ろを振り向くと、空中に浮いてナイフを突きつけられているナーシャの姿があった。ナイフとナーシャが浮いている?!


 「動くな。動いたらこの女を殺すぞ」


 すると、ナーシャを押さえつけている男が現れた。4人目の男?いったいどこから?くそ!理由は分からないけどおそらく姿が消える魔法を使っている。これはオリジナルの魔法?ということはまさか。


 「おい!さっさとずらかるぞ!動いたら殺す!」


 「くっ!」


 男たちはナーシャを抱えながら遺跡を出ようとする。


 「ルーク。どうする?ここは僕の魔法で・・」


 「いや魔法がナーシャに当たるかもしれない。それにナーシャを抱えている男は超越者だ。下手に動かない方がいい」


 くそ!やばい何もできない!このままだとナーシャが・・


 「・・助けて・・ルーク・・」


 ナーシャの目から涙が零れている。敵の腕の中でナーシャが僕に向かって手を伸ばしていた。僕はそれを見た瞬間走り出していた。


 「ファイアボール!ファイアボール!!」


 ナーシャに一番遠かった部下の二人に魔法を放つと不意を突かれたのかまともに食らった。


 「てめー!このガキ!まあいいづらかるぞ!」


 そう言うと男は何かを僕に向かって投げてきた。これは爆弾?やばい・・


 「ウォーターボール!」


 咄嗟に目の前に水の玉を作る。すると目の前で大きな爆発が起こった。ぐっ!後方に吹き飛ばされる。だが水の玉のおかげでまだ戦える!


 「追うよ!ベント!」


 「うん!」


 すぐに後を追って外に出る。周りを見渡したがやつらとナーシャの姿はどこにもなかった。


 「くそ!姿を消す魔法か!近くにいる者にも使えるのか!」


 このままだとナーシャを見失う。こうなったら闇雲に魔法を打って・・


 「ファイアボー・・」


 「ダメだよルーク!ナーシャに当たっちゃう!」


 ベントに腕を掴まれて魔法を阻止される。くそ!でもこのままだとナーシャが!どうする?!どこへ行った!考えられるとしたらまずは敵のアジトだ。そうだ!


 僕はすぐに遺跡に戻った。そこには僕の魔法で倒れた二人の悪党の姿があった。こいつらにアジトを聞ければ。


 「おい!起きろ!ウォーターボール!」


 気を失っているみたいなので水をぶっかける。


 「・・はっ!てめー!さっきはよくも・・」


 「ファイアアロー。質問に答えろ。じゃないと頭が吹き飛ぶことになる」


 僕はファイアアローを盗賊たちの頭に突き付けた。


 「ひーー!分かったから。やめてくれーー!なんでも話す」


 「まずおまえらのアジトの場所は?」


 「この森の中に3つあります!それぞれこの遺跡から北と東と西に行ったところです!」


 3つかつまりそのアジトのどこかにナーシャが。でも3つ周っているいる余裕なんてあるのか?急がないとナーシャがどこかに売られてしまう。


 「おい!あいつらはどのアジトに向かった!」


 「知らないです!なんか秘密のアジトがあるとかであのガキを捕まえたらそこに行くって言ってました!」


 は?秘密のアジト?!それならもう居場所なんて・・くそ!


 「ファイアボール!」


 「ぐはっ!」


 二人ともファイアボールで気絶させた。どうする?打つ手がない。人を探す魔法でもあれば・・人を探す魔法なんて存在するのか?もしかしたらこの国3人目の超越者のガウルって人が持ってるかも。でも今からその人のところに行っていたら時間が足りない。


 それにもし人を探す魔法とかではなかったら無駄足になる。どうする?どうしたら?


 「ルーク!落ち着いて!まずはケート先生とローズ学長に報告に行こう!」


 ベントが珍しく大きな声を出した。そうだ。まずは報告が先だ。何か解決策があるかもしれない。


 「ありがとうベント!僕は先に飛んで戻るから!その二人を拘束しといて!」


 「分かった!」


 「フロウ+ウィンド!」


 自身の身体を浮かせてさらに周りに風を発生させる。まだ10分くらいしか飛べないけど、走るよりは全然早い。


 「いくぞ!」


 僕は急いで学園を目指した。


 


 


 


 


 

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