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ケート先生との修行

 「よしそれじゃあ席につけー」


 ケート先生がキリっとした顔で教室に入ってきた。先ほどまで騒いでいた生徒も急いで席に戻る。先生している時は本当に頼りになる人だと思わせてくれる。やっぱり普段とのギャップがすごい。


 相変わらずナーシャの隣で授業を受けているがろくに進展しない。仲良くなる魔法とかないのかな。もし超越者になったらその魔法にしよう。


 「それじゃあ今日は魔法の理論について。魔法とは・・・」


 うん。なんとなく分かった。魔法の威力はその人の魔力量に依存するものらしい。そのため自分の魔力量以上の威力の高い魔法とかは存在しないみたいだ。そのため魔法を矢の形にして貫通力を上げたり、逆に薄く延ばして範囲を広げたりして工夫が必要になる。


 さらに魔法の同時使用は魔法の熟練度と才能が必要だ。僕は今のところ3つが限界だな。


 だから魔法使い同士の戦いでは発想と経験がものを言う。いかに相手のペースを乱してこちらのペースに引き込むか。その引き出しが多いほうが勝てる。


 「うーん。先生は前に属性が多いからと調子に乗るなと言っていたが、やはり様々な属性の魔法が使えることは大きなアドバンテージになるな」


 修行ではそこを生かした戦い方を教えてもらおう


 「はい。それでは授業終わり。ルークは放課後訓練場に来るように」


 「はい!」


 いよいよ特訓開始だ!周りが怪訝そうな顔をしているが気にしないことにしよう。そして僕は教室を後にした。訓練場に着くとケート先生が待っていて僕にローブを手渡した。


 「はい。それじゃあ適当に修行をはじめるぞー」


 「真面目にお願いしますよ!このままじゃ俺がダンジョンで死んじゃうんですから!」


 「はいはい。じゃあ授業でも教えた通り魔法は発想と経験だ。それが一番身に着くことそれはなんだ?」


 「実践です」


 「そうだ。だからこれから放課後。そのローブが弾けるまでひたすら実践だ。私と長く戦いたかったらいろいろ工夫しろー」


 「分かりました」


 「いつでもいいぞー」


 先生を倒せるようになればダンジョン攻略のスタートラインに立てる!よし!最初から全力で行く!


 「ファイアーアロー!+ウォーターアロー!+ウィンドカッター!」


 3つの魔法を同時に発動させ集約させる。これが今の僕の最大火力だ。僕は先生に照準を合わせ魔法を放った。これでどうだ?先生はまったく動じていない。すると先生が手をそっとこちらに向けた。


 「ポケット」


 そう言うと先生に向かって放ったはずの魔法が一瞬にして消えた。


 「な?!どこに!」


 「ポケット」


 先生はもう一度そう言うとさっき打ったはずの魔法が急に表れて僕に向かってくる。


 「えー!!何が起こって!うわーーーー!!!」


 「バゴーン!」


 魔法が直撃してローブが弾け飛んだ。ドラゴンを倒すほどの魔法の直撃を受けて僕自身も大分衝撃を食らって立てそうにない。頭がぐらぐらして気持ち悪い。僕って結構強かったんだな・・僕はそこで気を失った。


 「・・おーい大丈夫か?」


 ケート先生の声がして目を開ける。頭に何か柔らかい感触を感じる。これは


 「あっ。おはようございますケート先生。どのくらい寝てました?」


 「10分くらいだ。私は回復魔法は使えんからなお前は光属性使えるんだからさっさと覚えろ」


 先生に膝枕されながら説教された。たしかに回復魔法は速く覚えなければ。新しく魔法を覚えるにはその魔法が使える人から教えてもらうしかない。手を繋いで魔法が使うときの魔力の流れを覚えさせることで魔法が使えるようになる。今度ローズ学長に教えてもらおう。それにしてもこの感触。昔の母さんを思い出して安心する。


 「おい。いつまで寝てるんだ。起きたなら帰れ。めんどくさいから1日1ローブしか貸さんからな」


 「そんなー。もっと修行しましょうよ!」


 「めんどい。帰る」


 そう言って先生は帰っていった。そうか明日はもっと時間を稼いで見せる。僕は気合を入れ直した。


 









 


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