表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/4

004 能力確認

眩しい光がおさまり目を開けるとそこは森だった。

神様め、急に床が光ったと思えば森。なんか怒らせたか?まぁいっか。とりあえず周りは草木。いつ魔物に襲われるかわからないし木に登るか。


てか俺、木登りなんて小学生ぶりだしな。いや待てよ。俺は昔の俺とは違う。いまはヴァンパイアなんだ。


俺は足に力を入れて思いっきりジャンプした。


うぉーー、すごいスピードで上にあがると森が一望できた。


「すげぇ〜」


と感動したのはつかの間、これまたすごいスピードで落下していく。


「いやぁーーっ、たすけて〜〜」


どん。何事もなく着地した。

あー、怖かったー。それにしてもすごい身体能力だな。こっちの世界では普通なのか?ってかよく考えらばコウモリになって飛べばよかったことね?

うん。考えるのはやめよう!

俺は軽くジャンプして太い木の枝に飛び乗った。ここなら安心だな。俺は木の枝に座り込みステータス画面を開いた。


ステータス

 名前:ユナ=アイゼン(藍染柚菜)

 種族:ヴァンパイア男爵(魔物種)

レベル:1

 称号:転生者

 魔法:

固有魔法 『血液魔法』

ユニークスキル『経験値倍率5倍』『魔力回復速度5倍』

『魔法効果5倍 』『 成長倍率5倍』

固有スキル 『不老』『再生』『眷属化』『変化』

スキル

固有耐性:日光

耐性:痛覚耐性

状態異常耐性

適性:基本5属性魔法適性

特殊3属性魔法適性

剣術適性


あっ、名前が変わってる。こっちの世界ではこういう表記なのか。

ここがどこなのか分からないが、当分の目的は力の把握、そしてレベルアップだ。


まずは俺の身体能力だ。この世界はステータスが数字じゃないから分からないんだよなぁ。

俺はもう一度、思いっきりジャンプしてみた。

さっきと同じ景色だ。いまはもう怖くない。ざっと10メートルくらいだろうか。3階建ての建物くらいだ。

体力も知りたいがさすがにいつ魔物と出くわすか分からないので走るのはやめといた。


次は木を殴ってみる。結果。

木がおれた。粉砕まではいかなかったがかなりの力があるらしい。さすがヴァンパイア男爵。高位の魔物は伊達じゃないな。

身体能力はこのくらいでいいだろう。


魔法は最後にとっておきたいから、次はスキルだな!

ユニークスキルは今は試しようがないので固有スキルを試してみる。

俺が持つ固有スキルは全部で4つ。その中で今できるのは『再生』と『変化』だ。近くに落ちていた枝を折り、先をとんがらせて腕を傷つけようとするが全く効かない。俺の身体は枝ごときでは傷が付けられないようだ。どうしようかと考えていると、自分の爪が目にはいった。ヴァンパイアといえば爪鋭くないか?だけど俺の爪は普通だった。もしかすると任意に発動できるとか?

そう思い俺は爪に、正確には指先に集中して力を入れてみた。すると、


「おお、爪が少し伸びて鋭くなった」


触ってみるととても硬かった。


「あ、」


爪の先端が指にかすっただけなのに血が出た。すごい切れ味だ。感心していると、すぐに血は指の中に戻り傷は塞がってしまった。


「すげぇー、これが再生か」


もしかして腕とかもくっついたり、生えてきたりするのかなあ?

さすがに怖いのでそれはやめといたが。


「それにしても、痛みを全く感じなかったなぁ。なんか違和感がしたくらいだ」


これはすごい。耐性さまさまだ。敵と戦う時これだけで大きなアドバンテージになる。


次は『変化』をやってみよう。

俺はなんとなく頭の中で自分がコウモリになるところを想像する。すると、

気づいた時には複数体のコウモリになっていた。とても不思議な感覚だ。何匹ものコウモリがまとまっていて、手足のように動かせる。この複数体のコウモリが見ている景色を俺は全て見ることが出来るらしい。そうなるとどれが本体なのかと疑問に思うが、多分この複数体のコウモリ全てが本体なのだ。


俺は『変化』をとき、人の姿に戻る。全然疲労感がないな。スキルは疲労しないのだろうか。


よし、最後は待ちに待った魔法だ!

俺は爪を鋭くすると、自分の腕に軽く傷をつける。出てきた血がにょろにょろと傷の中にもどっていく前に、血に意識を向ける。

すると血は動きを止めた。次は血を球体にイメージをする。すると血は1箇所に集まり球体になって宙に浮いた。


「すっげぇーー」


俺は宙に浮いた血を自由自在に操ってみた。縦横無尽に駆け回る血の玉。

しかしこれは攻撃に使えるのだろうか?俺は血の玉を近くの木にぶつけた。すると血の玉はベチャッと潰れて木に血がべっとりとついた。今のところ目隠しにしか使えないのだけど、、


俺は再び木についた血に意識を向けて球体にする。そして硬くなれ〜、硬くなれ〜と念じてみると身体から何かが抜けていく感じがした。なんだろう?これが魔力だろうか? けど血の玉を作る時は感じなかったぞ。


これは俺の予想なのだか、俺の血液にはもともと魔力が宿っていたため俺はそれを操るだけでよかった。しかし今は、血液に更なる変化を求めたため更に魔力を要求され魔力がとられたのではないかと思う。多分間違いない。


俺は追加で魔力を送った血の玉を、さっきと同じように木にぶつけた。すると、


「バキッ」


木に穴があいた。まるで鉄球をすごい勢いで当てられたかのように。これはすごい。硬度も魔力を送れば送るだけ増すみたいだし。ひとまずはこれを攻撃手段としていこう。

能力チェックも終わった事だしそろそろこの辺りを探索してみるか。

この身体に水がいるのかはわからないが、サバイバルの基本では水場の確保は大事だったはず。

俺はジャンプをして川の位置を確かめると、血の玉を浮かしたままその方向に歩いていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ