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君の涙と僕の涙  作者: 部隊休みます
2/2

2話

短いですね...

夜、ケータイを片手に僕は悩んでいた。

連絡先を交換したのは良いが、僕はあまり女子と話したことがないのでどんなメールを送れば良いのか分からなかった。 まだ20時頃だがこの時間にメールを送って迷惑じゃないだろうか、馴れ馴れしくメールを送ってしまったら彼女に引かれてしまうんじゃないか? などのネガティヴな考えが湧き出して来て、30分ほどかけて結局


『無事家に到着できましたか?笑 今日はお話できてとても楽しかったです』


という無難な文章を送ってしまった。しかし、そんなメールにも彼女は5分もたたないうちに返信をしてくれた、僕はそのことがとても嬉しくて彼女は僕からのメールを待っていたのではないか、なんて妄想もしたりした。


彼女とのメールは長く、何日も続いた、そして彼女と二人で出かける約束を取り付けることができた。僕はとても楽しくて幸せで、すっかり忘れていた、初めて出会った日、彼女が泣いていたということを......



彼女と出かける日、僕はあまりの待ち遠しさに集合場所に1時間前に到着しそわそわしながら彼女を待っていた。 集合時間の15分ほど前になり、やってきた彼女を見て僕は言葉を失った。

彼女のちゃんとした私服姿を見たのは初めてだが、白いワンピースを着た彼女の姿は言葉では表せないほどに美しかった。


「おはよう、ごめんね待たせちゃったかな?」


そう言って話しかける彼女に見とれながらもなんとか返事をした僕は、今日の為に考えて来たプランを伝えた。


僕が考えたプランはありきたりかもしれないが水族館に行く、というものだった。休日だった為、人が多いというハプニングはあったものの彼女は楽しんでくれたようだったので成功と言って良いと思う結果に終わった。


デートの後、彼女を家まで送りに行った僕は彼女の家の前で気持ちを抑えきれず、告白をしてしまった。


「ごめんなさい、私と付き合うと後悔するから...」


しかし、彼女はそう返事をすると涙を流しながら家へ駆け込んでしまった。

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