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すべては腹の中に

お得なお話だよ

世の中、アプリ流行りだ。

飲食店もアプリを使い客集めに必死で、クーポンを出してる所も多い。


純三は、アプリのクーポンを使うのが趣味で、お得なクーポンを見つけては

使い、幸福感を感じてる。


熱コショーというアプリがあって、飲食店をこのアプリを使い予約すると

ポイントが付く仕組みだ。


この熱コショーで紹介する店は居酒屋が多く、プー太郎の純三には無縁な

感じだか、時たま、彼も使えそうな店がある。


店名「洒落たレストラン」、そこは二人以上でランチ予約すると、千五百円分引き

のクーポンがあった。


純三は、昔一緒に子作りをして、今は隣でいびきをかいている御婦人と、

「洒落たレストラン」でランチをした。


味はまあまあだった。雰囲気も良かった。

ただケチな客のせいか、雑にあしらわれた印象が残っている。

クーポン目当ての客だからか。


昨日、熱コショーの千円分のクーポンを使い、回転寿司を予約して

一人、ランチを楽しんだ。


寿司屋に行く途中、「洒落たレストラン」の前を通ったが、閉店していた。

ふと、雑に扱わなければ、また行ったかなと思ったりもした。


なんとなく、済まない気もしたが、腹が減っていたので、そんな気持ちは

すぐに消えた。


寿司は千二百円食い、熱コショーのクーポン千円分と、他に店の百円割引の

クーポンを使い、支払いは百円だった。


純三は、オレはクーポンハイエナか、ちょっとブルーになったりもするーー。


どうかな。

読んでくれて、ありがとう

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― 新着の感想 ―
日常の身近な「あるある」を題材にしながら、人間のちょっとした哀愁や可笑しみが絶妙なバランスで描かれていて、とても味のある素敵なショートストーリーでした。 たのしい作品をありがとうございます。
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