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新たな出会いと気づかれてしまった気持ち

高校初めての授業は英語だ。

幸いにも私にとって英語は得意教科なので安心していた。

英語の先生はどんな人なんだろうそんな事も考えていた。

授業開始1分前、先生が静かに入ってきた。

一瞬で空気が凍る。

先生はつり目で少しこわい。顔はすごく綺麗で20代後半と言ったところだろうか。正直に言えば少し太っている。少しだが。そこまで悪い印象ではなかった。


「ねぇねぇ、ひなちゃん。英語の先生優しそうでよかったね。」


「あっ、水瀬さん。うん、思ったより怖くなさそう。」


「水瀬さんじゃなくて名前で呼んでよ!みゆちゃんとか」


「うん、わかった。みゆちゃん。」


ひそひそと話していた。


「Let's start English class. Please stand.(英語の授業をはじめます。立ってください)」


みんなが一斉に立つ。


「Hello everyone.how are you?(こんにはみなさん。元気ですか?)」


「あいむふぁいんせんきゅー」


曖昧な返事をするみんな。正直私のクラスはやる気がなくあまり好きではない。


「please sit down.(座ってください。)」


それからは先生の自己紹介が始まった。


「【朝比奈明日香(あさひなあすか)】です。よろしく。今日からこのクラスの英語を担当します。何かわからないことがあったら気軽に聞いてください。」


そこからの話はよく聞いてなかった。

正直聞かなくても授業はわかるし先生の自己紹介に興味はなかった。存在がが薄いので当てられることもない。


授業が終わりみゆちゃんと雑談していると


「あなたが星野さん?」


朝比奈先生が話しかけてきた。


「えっ、はい。」


「田中先生から話を聞いたのよ!昨日ずっと見られてたって。」


「…!?」


「田中先生照れてたよ笑」


「き、気のせいじゃないですか?」


「田中先生に惚れちゃったか…」


「違います!違わないけど」


「田中先生すごく抜けてるから支えてあげてね。」


変な人。でも優しい人。

複雑な気持ちだけど好感度は少しあがった。



少し経ってからみゆちゃんとの雑談を再開した。


「次の時間、委員会決めだってー。ひなちゃんはどっかにはいるの?」


「中学生の時は学級委員だったし今回も学級委員に立候補しようかな。みゆちゃんは?」


「わたしは図書委員!」


納得だ。


「みんな席についてー!」


田中先生が教室に入ってきた。

やっぱり可愛い。


委員会決は案外すぐ決まり希望の委員会に入ることができた。

明日は部活動見学が始まるんだっけ…

そういえば先生は何部の顧問なんだろ。

後で聞いてみよ。

学級委員になったくせに話はほとんど聞いていなかった。


気づけば全ての授業が終わり帰宅時間になった。


「田中先生に話しかけに行かない?」


「えっ、今から?」


びっくりだ。今から話しかけにいくのか…


「早くしないと取られちゃうよ!」


急かされて先生の前まで走った。


「星野さんと水瀬さん、どうしたの?」


少し困った顔で笑っている。


「先生!ひなちゃん、あっ、星野さんが田中先生のこと好きって言ってました!」


「えっ、ちょっとみゆちゃん!」


あっ、終わった…

私の高校生活はもう、絶望です!!!

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