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平穏な日常の訪れ

入学式が終わり帰宅時間になった。


「さよーなら!」


小学生みたいに元気な挨拶が広がる


わたしはしばらく教室に残っていた。

一緒に帰る人がいないのだ。


「あー、高校生活詰んだー。」


そんな独り言を言いながらぼーっと先生を眺めていた。

目が合うことはない。

私は孤独で存在感も薄いのだから気づいてくれるはずがないのだ。

でも少し気づいて欲しいなと思ったりもする。

先生と仲良く話せたらどれだけ楽しいのだろうかと妄想したりもする。

叶うはずがないのに。

すると


「初めまして。良かったら一緒に帰らない?」


大人しそうなメガネをかけた少女に声をかけられた。


「はっ、えっ?」


「ご、ごめんなさい。名乗り忘れてたね。わたし、【水瀬みゆ】席近いし気が合いそうだから話しかけちゃった!」


「わたしは【星野ひな】よろしくね。一緒に帰りたい…!」


「うん!」


とてもいい子で良かった。

でも無愛想だったかなと後悔していた。



帰り道たくさんのことを話した。

先生が可愛いと話したらとても共感してくれた。

この人となら気が合うかもなと心から思えた。



そして平穏な日常が始まったのだ。

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