花火
花火を作るにあたって、火薬は必須だ。
火薬は魔法で代わりにしようかな〜
魔法と科学の融合!ロマンある〜
「あの〜ミウ様?花火を作るとおしゃっていたと、ご主人様から聞いたのですが、どういたしますか?」
「そうだね〜君は爆発する感じの魔法は使えるかな?」
「いいえ。この屋敷にその様な魔法を使えるものは居ません。すぐに必要でしょうか?」
「大丈夫。でも明日までには用意して欲しいかな」
「では依頼を出して来ます」
自分でやるのが一番だろうが、俺は闇魔法しか使えない。正直、ロマンがすぎてるとは思ってる
「冒険者ギルドに依頼を出します」
「ギルドが存在するのか?」
当然、存在すると思っていたが、なんかこう…つい
「はい!冒険者ギルドのおかげでこの国も安全に過ごせるのです」
「そうなんだ。では、頼んだよ」
イメージとしては、こうだ
周りを星(飛び散って色を出すもの)で囲って真ん中に、爆発系統の魔法陣を描いて、一定の高さになったら爆発する様に設定する。
これで行けるはず
星が大量に必要だな、みんなにも手伝って貰いたいし、
わかりやすく作り方を説明出来なきゃな…
完成までの過程を段階に分けて、実物を置いていこう。
映像は、言葉の3000倍の情報を与えるとも言うし、
分かりやすいだろう。
「ただいま帰りました。これは何でしょうか?」
「花火の製造過程を実物で段階的に分けたんだよ。これをたくさん作るんだ。」
「かなりの人員が必要そうですね…手配しておきます。」
「それは嬉しいな〜あっでも従者の都合を合わせて時間がある時来る様にお願いしてね」
「お優しいですね。」
「それじゃあ、早速作り始めよう」
夜になって、花火0.5個分の星ができた
「ミウ様今日はもう遅いですし、お屋敷に戻りましょう」
「いや、僕はもう少しだけやってくよ」
「もう少しだけですからね」
「わかったよ」
な〜んてな。今夜は徹夜だ。
数時間後
バーン!ガタイのいい従者の登場だ。
強制的に屋敷に戻されちまった。
父上からは怒られなかったが、心配された。
翌日
従者がめっちゃ増えた。
1人から最大8人まで増えた。
用事があって、途中退出したりするものがいた。
まあ俺がそうしていいって言ったんだし当然か
おかげで、花火4個分の星ができた。
肝心の魔法陣は昼頃、魔術師が来た。
ローブを被った、不気味な感じだったが、かなり話が通じて、円滑に話がまとまった
「一定の高さになると爆発するような魔法陣と、ものが落下した衝撃が伝わったら、爆発する魔法陣を作って欲しい。」
詳細な設定は省かせてもらう
「承知した。明日の朝完成品を持ってこよう」
「お願いします」
こうして花火作りは順調に進んで行った