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クエストリストから

 お祝いのあと、ブルーへ戻り寝た。


 朝起きると、アーバスとクイナはお酒にやられて二日酔いダウン。

 リーナは、ブランとアイナの面倒を見ていたので、お疲れのご様子。子ども二人はというと、昨日ものすごく遊んだせいか、お疲れのご様子。

 ヴァレンタインにも「どう?」と聞いたが、二日酔いで駄目みたい。


 ということで、生き延びたのは俺だけということで………何をしようか…


 まあ、まずは適当にクエストの確認だよな。クエストリストを確認する。


 依頼をよく見てみると、Cランク以下のクエストが一つもないこと、報酬が掲示板に貼られている時以上に豪華であること。

 ユニオンが優遇される訳がよくわかった。


 とりあえず、目に止まったのは…


 ”放棄された地下迷宮”の攻略。およそ2000年前に出来上がったもので、モンスターが迷宮外へ出てきているとの報告。迷宮内の探索は自由ですが、迷宮外へ出てきたモンスターの討伐は必須です。

 ※文献にも載っていない人々から隔離された迷宮。もし、文化的、残さなければいけないと思うような物品があれば、探索はできる限り避けてもらいたい。


 とのこと。場所はアトランティス大陸の北西に位置するフォレストという地域。その名の通り、深い森林があり、事前に準備しておかないと確実に迷子になる。


 ―――でも、空飛んで上から見れば現在地はよく分かるわけだし、特に準備はいらないな。


 難しいことは考えない。今は俺を邪魔するものは誰もいない。

 ということで、この依頼を受注する。受注するときに、このリストへ魔力を込めて名前を書くと、受注したと認められ本部へ情報が伝わる。

 思念伝達の応用らしいが、さっぱりわからない。技術もすごいし、科学広めなくて良いのではと思ってしまう。

 ―――ん?科学広めてないって?っはは、これは準備だよ。決してこの世界を満喫しているわけではない。


 今回も日帰りできそうなので、このまま出発する。


 とりあえず、ブランの部屋へ行き金貨がいくつか入った麻袋とともに手紙を残す。

 ”これから依頼をこなしてきます。この金貨は食事を買ったりするときに使ってください。”


 これでおけぃ。それじゃ、出発するとしますか


 ここはアトランティス大陸の中央なので、フォレストまで直線距離にして約8000km。まあ、日本からオーストラリアくらいだね。

 現状俺は音速の数倍で移動できるから1時間強で着くかも。


 さっさと終わらせて帰るとしますか。


 ―――移動中、目的地から東に少しズレたところに魔人の気配を感じた。魔力の乱れ、量の少なさからかなり弱っていると考えられる。移動してきた形跡があるに、ついさっきここへたどり着いたところであろう。

 とりあえず、トドメを刺し、分身体に手紙をもたせ国王のもとへ届ける。思念伝達ができないので、このような手段を使った。


 ―――目的地にて

(ここが2000年前の迷宮。それより古いような見た目だな……)


 早速、迷宮外のモンスターが襲いかかる。オークやミノタウロスのようなA-ランク相当のモンスターがうろついている。でもS+ランクの俺には関係ない。


 あたりにモンスターの気配がいなくなったので、副目的の迷宮の探索へと入る。


 10階層まではほとんどモンスターが見当たらない。迷宮の外へ出てきた影響か?10階層以降は普通にモンスターが出てくる。10階層はボスが守護しているので、それ以降のモンスターは出てこれなかった感じか…。


 淡々と迷宮の深部へと潜っていくが、特に報酬になりそうなものは見つからない。歴史的発見となるものもね。


(とりあえず最深部まで潜ろうか…またアカシアが関係している何かがあるかもしれない)


 〈ミウ!それは本当か!?〉


 まさか、このタイミングだとはね……まあ、到着時間を考えると普通か…


 〈あぁ、ちゃんととどめ刺しておいたので。〉


 〈また、仮を作ってしまったな。まだ悪魔討伐の取引も完了していないというのにな……〉


 〈そうだね……また今度で良い?今特に欲しいものとかないから。〉


 国王直々に礼を言うなんて、とんでもない話。ユニオンを立てて、悪魔討伐成功に活躍した人、これだけですでに知る人ぞ知る人になっているわけだし、それに少し前に同名の俺が捕まったわけで……

 何より本当は―――”めんどくさい”


 〈わかった。また見つけたら、報告してくれ。こちらで討伐隊を組む。〉


 〈現地にいる俺がやったほうが良いでしょ!そっちに負担がかかるし、費用も必要だろ?〉


 〈そうではあるのだが……とりあえず、報告を頼みたい。〉


 〈任せておいてください。〉


 それじゃ、攻略を再開するとしますか。

 現在は恐らく60階層。途中、国王っていう奴が話しかけてきたからね。数え忘れちゃった。


 〈ミウ!お主今どこに居る!〉


 まためんどくさい奴が来たよ。てか、思念伝達できる範囲広すぎだろ。つながるかな……


 〈あーあー、つながってる?〉


 〈うぬ。つながっておるぞ。それで、今どこに居るのじゃ?〉


 〈フォレスト地域にある迷宮内。60階層くらいかな。〉


 〈妾も向かおう。妾の転移魔法陣の情報を与える。それを元に、お主の近くに書いておくれ。〉


 古代文字が脳内を横切る。全くわからない。ゆっくり読めば読み取れるかもしれないが、勢いがすごい。


 〈ちょ、ちょちょい!わからん!わからん!それに古代文字わかんないから、諦めて普通にこっちまで来て。〉


 〈古代文字とわかっているのであれば、読み取れるであろう?急ぐのじゃ!〉


 〈だから、読み取れないってば!来たいなら、自分の足で来るんだな!〉


 と言って、思念伝達を切る。

 そして、迷宮攻略を進める。

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