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いらない面倒

 その後、ソロモン達と合流し拠点へと戻り、帰還した。

 寝ていた人たちからは、自分の無事を祈るものや、戦えなかったことに不満を持つものなど様々だった。

 ギルド代表取締役社長のサトーさんへ悪魔討伐の成功を報告し、この件は幕を閉じた。


 報酬はギルド本社で受け取った。何もしていないような人まで報酬を受け取っていたのですこしやるせない気持ち。そしてその金額は2000万。人生3周はできる。

 ついでに肉が不足しているので、狩りにいく。


 そう言えばベヒーモスがなんとかだった気が……いつものギルドにいくか!


 ―――いつものギルドへ到着


 まだ討伐報告が本社に入っただけなのでまだ俺は著名人ではないようだ。


 依頼掲示板を確認すると、

 推奨ランクS+:先日、ベヒーモスが確認されたという報告が入った。真相は確かではなく、調査が現在進んでいる。しかし、調査員の帰還が一度もなく、その存在がいるのはほぼ確かである。討伐は行わなくても良いので、調査を依頼したい。報酬:150万


 と掲載されている。

 手にとって、いつものお姉さんのところへ行こうとしたが、流石に早朝なのでまだ出勤していない模様。


 ギルドカードを見せつつ依頼書を渡し、依頼が受理された。


 悪魔討伐の成功がここに広まる前に帰りたいところではある。変に注目されると状況から抜け出しにくくなってしまう。

 現在朝の6時30分頃。この国の朝はおおよそ7時30分なので制限時間はおおよそ1時間。


 早速、確認された地域へと向かう。依頼では調査のみであったが、肉がほしいので討伐が必須。ベヒーモスの肉がどんな味がするのか気になるだろ?理由はただそれだけ。


 ―――目的地にて……山岳地帯の洞窟内。


 隠しているつもりだろうが、凶悪な魔力が少しだけ漏れ出ている。確かにいるのがわかる。

 俺も魔力の漏れを止め、隠密スキルを使用し、洞窟内へ入っていく。


 気づいているのかわからない仕草をするので少しビクビクしている。俺が。

 筋骨隆々でかっこいい。

 って……背後を見ると、赤ちゃんを抱えている。やっぱりいたっという証拠品だけ持ち帰って帰るか…


 ベヒーモスの毛だけ持ち帰る。毛を拾った時、こちらを見られた気がしたが流石にあちらもたまたまだろうと思ったのか、普段通りの姿勢に戻った。


 ―――ギルドへ帰還。

 時刻は6時55分頃。悪魔討伐の成功した情報が少しは流れていてもおかしくはない。少し急いだほうが良いかもな。

 ギルドのカウンターへ行き、ベヒーモスの毛と、赤ちゃんを抱えていたことを報告。カウンターの人からは、”こんな奴がベヒーモスを!?”という目で見られていたが、気にしない。


「あの〜、僕ってここでは有名ですか…?」


「まあ、あなたのギルドカードを確認した時初めて知ったので、知らない人は知らないんじゃないですか?」


「そうですか、ありがとうございます」


(まさかね……あの人が悪魔討伐で最も貢献した小柄な少年なわけ……世界3位、8位とかも小柄だし…28位は絶対ないね。)


 報酬を受け取り、新たなクエストを確認しにいく。新刊の新聞がギルドに届いたようで、新聞がいつもの定位置に置かれる。確認すると、見出しに大きく悪魔討伐成功と書かれている。


 〈悪魔討伐お見事であった!!!!!〉


 体が傾きそうな勢いで国王が話してくる。

 〈ヴァレンタインがほとんど解決してくれましたけど、報告だと5人が全て倒したっとことになっていますね。〉


 〈それと、バレントンには立ち入ろうとする人間はいないから、ヴァレンタイン城の失踪は国家機密情報として扱われているが、討伐隊からも何が起こったのか教えてくれんかったそう。……何か知っているな?〉


 〈圧がすごいです……ヴァレンタイン城は転移しました。〉


 〈場所は?〉


 〈この国の地下です〉


 〈…?何を言っているのかわからないのだが…〉


 〈見たほうが早そうですね。今からそっちへ行きます。〉


 ―――王城にて。

 国王の部屋には誰もおらず、とりあえず中に入って待つことにする。


 ―――待つこと3分。


「お!きたきた。じゃあ、転移しますね。」


 ―――国王の許可無く、転移する。(よかったのかな…?)

 転移先はヴァレンタイン城が一目で見える空中に転移する。


「これでいいですか?しっかりここで管理しています。人間、ダンピール、ヴァンパイアを全て保護しています。」


「わ、わかった……。でも、なぜここに?」


「どっちの意味かわからないけど、ヴァレンタイン城はあと数十年で砂漠化による侵食でなっくなってしまうと考えられ、移住を近頃になって考え始めるようになったそうです。ですが、居住場所が見当たらず、俺がここはどう?と訪ねたら、気に入られここへ移住することを決定し、ここへ移り住みました」


「は、はぁ……(納得)」


「ヴァレンタインに挨拶しておきます?」


「いや、遠慮しておく。」


「そうですか、では戻りますね」


 ―――国王の部屋へ戻る。


「では、俺はこのへんで戻らせてもらいますね。また用事があるので。」


「ああ、こちらこそいらない面倒をかけさせて済まないな。」


「お気になさらず〜では」


 ―――ギルドへ戻る


(さて、どんな依頼があるか…)

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