魔法
俺が9歳になった頃、いつも通り図書館に向かった
図書館を歩き回っていると、見えない壁に当たった
そこには物凄く古びた本が並んでいた。
魔導書…なのか?
中身を読んでみた。古代文字か?全く読めなかった。
下の方を覗くと、かなり新しげのある本を見つけた。
その本は現代語で書かれており、ほとんどの文字が読めた。
俺の魔法生活がスタートしたぜ!
どれどれ〜
この世界には火、水、風、光、闇の5つがある。
魔法の威力は、現段階見つかっているのは9までだ。
古代書には11までと書かれているそうだが確かでは無いそう。
魔法を発生させるには、詠唱が必要だが、かなり長い。
そこで活躍するのが“思考加速”だ
思考加速とは、そのまま思考が速くなるスキル
スキルにもレベルがあり、その上限は無い
レベルが高いほどその思考は速くなる
ある魔法の詠唱を暗記出来れば、暗唱で済む様になる
つまり、詠唱を脳内で完結させるので、詠唱を記憶できれば、思考加速によって、より速く放てる様になる。
なので、魔術師の強さは思考加速のレベルと、詠唱の暗記量と等しくなる
ふう、ついオタク口調が出てしまった。知識は浅いのに
とまあ、思考加速が魔術師の存在価値だな
魔法撃ちたいな〜
何の属性の魔法にしようかな〜
やっぱ男のロマン闇でしょ!
(ミウはこの7年間自分の理想を考えて来た。
表舞台では、頭のキレる奴と思われ、優等生ぶる
ただ、裏社会では闇の組織の暗躍を阻止する、超巨大組織のボスになりたいと思った)
そうして、俺は午前中は剣術、午後は魔法を学ぶ毎日を過ごした。
明日はお出かけの日だ!
気に入らないのは、服が派手すぎることだ。
もっと地味なラフな感じがいい。
そこで、俺は動きやすくて、通気性のいい地味な服を注文した。美術館に行くそうだがどんな芸術に出会えるんだろうか?
当日
注文どおりの服が届いた。
さあ出発だ。
しばらくして、
到着
顔パスだったからのすぐ入れた。
入っていきなり、女性の裸の彫刻
メイドさんに、目隠しされた。
事前に調査しておいたのかな?
美術館に入って思ったのだが、ほとんどの作品が、事物を模写したものばかりだった。
退屈で後のことはほとんど覚えていない。
帰宅〜姉さんが迎えてくれた
「おかえり〜楽しかった?」
さあここは明るく懐っこい末っ子を演じ
「ただいま〜すっごくすごかったし、楽しかったよ」
「よかったね〜」
ふっ、決まったぜ
「疲れたでしょ?お姉ちゃんと一緒にお風呂に入らない?」
男としては一緒に入りたいが、我慢しなければ
「先にご飯食べたいな。」
「じゃあ、ご飯食べた後一緒に入ろうね」
おいおい、嘘だろ。冗談じゃねえ
しょうがない、必殺、もうこの歳なんだ。多少意識しているんだアピール
「僕もう9歳なんだよ。お姉ちゃんと一緒に入らなくても大丈夫」
「そっかー、じゃあ、一緒にご飯食べよ?」
「うん!」
何とか免れた