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地下空間の発展のすすめ6

 衛生状態が最悪なので、銭湯を作る。


 時間がないので、くっそ簡易的なものを作る。というより、スーツで全て加工する。複雑なものにはコーティングしてもどこかしらに不備が出てしまう。だから、今夜限りスーツへ魔素を送り続け、形を維持する形の銭湯だ。

 シャワー、湯船これのみ。男女は別。


 ひねるとお湯が出る、体をきれいにしてね。と伝えた。


 衣類もボロボロで新調したいところではあるが、すぐに用意できる量ではない。


 リーナたちに布を織るところまではやってもらっていたが、服への加工はまだなのである。明日業者に高い金出して速攻で作ってもらうとするか。


 今回はボロい服を着てもらうしかない。


 〈アーバス、今夜は盛大に食事会をするから、食材とかを地下空間に持ってきてくれ。スープを作るから、野菜多めで。〉


 と思念を飛ばす。アーバスは返し方がわからないので一方的な押しつけである。

 巨大な鍋を用意し、アイテムボックスからマロウ戦時に入れた水を取り出す。少し濁っているので浄化の魔法をかける。試しに飲んでみたが特に問題ない。それに煮沸もするから特に問題はない。


 男子共は続々と銭湯から出てくる。


「ミウ!野菜を持ってきたぞ〜」


「おう、ありがとうな。それじゃあ男子の諸君よ。これよりこの野菜を切ってもらう。」


 巨大なテーブルと、人数分の包丁を用意する。


「切り終えたらこの中に入れてくれ」スーツの方に指を指しながら言う。


 切ってもらっている間、牛乳とバターを混ぜ合わせパンに合うようなクリーミーな感じに仕上げるための材料を用意した。


 切り終えたので、みんなでどこに住むのか相談してもらうことにした。


 その間に調理を済ませ、個別に盛って配布した。


 家をどこにするのか決まったそうだ。だが寝るとしても、寒いと言えば寒いので、リーナたちに織ってもらった布を貸し出すことにした。うまい感じに布団にしてくれればいいなと思って


「それでは、皆さんおやすみ」


 ということで今日という日が終わる。


 ―――翌日。


 あることに気付いた。上下水道の整備について数日前考えた気がするが、実際設置していないこと。


(昼頃に住民みんな農作業させて家を空けてもらうか)


「皆さんおはようございます!今日は大事なことをしますので昼間家を開けてもらえませんか?」


 賛同の声が多くて良かった。逆に反対されると困る。


 みんな畑に移動して農作業をしてくれた


 スーツを加工して、水道管にする。操作としてはとても簡単。難しいところと言えば送り出すためのポンプ。動力は魔力に頼るので、特別にスーツ以外の素材で加工する必要はない。

 ※動力は魔力で運用するので常に魔力が流れ込んでいるため、スーツの形状を保つのも同時に行える。


 ―――数時間後、


 配管工事が終わった。でも、肝心なポンプの制作ができていないので、これから取り組む。

 構造としては現代のポンプと何も変わらない。少し地球と違う点もあるが、誤差の範囲……だと思いたい。願望を言っていてもどうにかなるわけでもない。間違えたら直す。繰り返し…


 とりあえず装置自体は完成した。昼飯も近いので俺は準備することにした。


「皆さん!昼飯が近いので手伝っていただけると嬉しいです。今日は肉ですよ!」


 うおぉぉぉぉ!!!!!と男たちが一斉に集まってくる。一方女性陣は嬉しそうにニコニコしている。男が馬鹿だというのには納得がいく反応。


 レッドサーペントの肉をステーキ上に加工する。現場監督はアーバスに任せて、俺は醤油を作る。


 ―――え?醤油って数ヶ月かかるものじゃないの?―――と思いましたね?


 実は、指定された範囲の時間を加速させることができる魔法が存在するのです。しかし魔法レベルが9段階とかなり高段階。でも、これ使えれば、相手を老死させたりもできるのだから、とんでも性能だね。


 詠唱時間は現実で1年弱。俺の思考加速だと今は約10万倍程度だから、5分程度で完了。しかし、精神的にきついもの。脳内時間で数年間詠唱し続けるのは鬼畜の所業。詠唱省略とかないかなぁ〜と思った。


 ―――脳内で1年後…と思いきや

 大豆を加工するのを忘れた。幸いまだ詠唱は始めていないのでとてつもない精神的ダメージを追うことはなかった。

 大豆は市場に行けばたくさんあるはずなので、お肉用のスパイスを依頼したリーナに追加で依頼だ。


 〈リーナ?もしよければ大豆買ってきてくれるかな?〉


 これも一方的な依頼の押しつけである。返し方がわk…


 〈大豆ですか?どのくらいかってこれば良いでしょうか?……これ伝わってるのかな?〉


 〈わあ、すげえ!つながったの宮廷魔道士以来だ!すごいよ、リーナ!っと、大豆の量は紙袋一つくらいで十分かな〉


 〈紙袋一つですね!それに、私宮廷魔道士になれちゃうんじゃないですか?〉


 〈才能あるね!じゃあ、頼んだよ〉


 依頼は完了でき、肉もまだ切っている。微妙なこのスキマ時間。自宅の見学をしに行くか!


 〈今からそっちいくぞ〜拝見させてくれるなら、レッドサーペントの肉を上げまーす〉

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