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地下空間の発展のすすめ4

育てては伐採し、加工して建築へと移す。効率は従来通りで、作業の終了も計算通りの結果になるはずだ。農地の開発とかは後回し。それよりもインフラの整備が整っていないことに気づく。


まず、下水道について―――

これは、地球時代の学校にてうるさいって言うほどでないが教わったのである程度の知識はある。水の浄化についても、変な薬品を使わなくても、この世界なら魔法でどうにかなる。水圧調整技術についても現代科学の知識と魔法を組み合わせれば電気とか使わなくてもいいということ。それにこの空間はスーツで覆われているので、水道管の設置はすぐに終わる。

だから、そこまで重視する問題じゃない。


それにガスについて―――

これは魔素で代替可能。それにこの空間内でガス漏れなどしたら溜まったもんじゃない。それよりも魔素で送り出すより、魔力で送り出したほうが利便性が高い。魔力はスーツを伝って流れていくのでほんとに特別な施設など殆どいらない。


最重要は水でネット環境や行政、交通路はまだそこまで重要じゃない。


―――5時間が経過する。


(もう5時間位か……そろそろ昼食だし、戻るか)


〈俺は昼食だから、頑張ってて〉


〈俺が行ったところでどうにかなる話じゃないか……予定分の建材ができたら休むからな〉


〈頼んだぞ〜〉


―――ブルーにて


「ただいま、リーナ。昼食はまだ作ってない?」


最重要問題である。


「いいえ、今から作ろうとしていたところです。」


「じゃあ、今から俺が作るから配膳を手伝って」


「なんです?ミウ様まで私の料理が美味しくないというのですか?」


「いいや、そういうことじゃなくて、怪我したら大変だし……」


「心お愛してくれているのですか?美味しくないということではなく?」


「そうそう!!!可愛い女の子に怪我させちゃいけないしさ」


(っふ、ちょろい……)


「じゃあ、早速作るから皆呼んできてくれる?」


「はい、わかりました」


(……てかなんでみんなリーナに料理させようとしてるんだ!同じ過ちを繰り返すだけだろ!……えーっと、食材は……パスタ、ひき肉、トマト、人参、玉ねぎ……ボロネーゼか…やらせても良かったかもしれない…いや、絶対何かしらするからだめだ)


まず、人参と玉ねぎを炒める。そのあとひき肉を入れ、再び炒める。トマトをかくはんし、裏ごしして、火を付け、トマトペーストを作る。そしてカットトマトとさっき作ったトマトソース、塩を入れ煮込む。コンソメがあればよかったがないので仕方がない。

そして、パスタを茹でる。ここが一番重要。パスタをどれだけ綺麗に入れられるかで美味しさは決まる。さあ、勝負の投入。パスタの長さを一定に揃え、少しだけひねりを加える。


―――サササ…


きれいな円形で均一に鍋へと入っていく。これはうまい。そうに違いない。


そして、パスタが茹で上がり、湯を切る。そしてパスタをさっき作ったソースに絡め完成。


「できたぞ〜」


みんな席についている。フォークを右手に構えながら。


「おいしい!!!」


「さすがみうさん!美味しいです」


大好評で嬉しい限り。まあ、もうちょっと頑張ればもっとうまくなったけどね。


「どう?俺としては肉の臭みが多少あって、あんまりだが…気になるか?」


「言われてみると臭うけど、僕としてはあまり気にしないね」


「うーん…私はよくわかんないな。これが大人の世界か……」


「もしかして、匂いを消せる方法があるのですか?」


「聞かn…聞く?」


「はい!」


「赤ワインを使うと匂いがさっぱり消えてもっとなんか、マイルドになるっていうかなんというか……そういうことです」


「でも、赤ワインはここだと高級品だからな…」


「おっ!じゃあ、地下空間で作るしかないね!」


「いやいや、ぶどうはここで育てるには無理があるだろ。ここどちらかと言うと寒いほうだし…」


「だからこその地下空間だ。あそこは気温、湿度、日光量の調整ができる。なんでも育てられるさ」


「今更だけど、あの場所ほんとヤバいな。ほんとになんでもできる」


「俺の理想だけど、今後この地下空間を利用して巨大組織になる。でも正体は不明。世界を裏から支える」


「いいね。かっこいい!」


「まえ、列車の話をしただろ?それは表立って活動しないといけないけど、でも裏ではつながっている。そんな感じ。いつしかこの世界を乗っ取れるかもしれないな」


―――そんな今後の理想像などを話しながら、食事を済ませる。


「ブランの分届けてくる。それと食器洗いよろしくな。届けたあとすぐ地下空間で家建ててくるから」


「しょうがないですね。私がやっておきます!」


―――ブランの部屋へ行き、ノックする


「入るぞ」


「今日は……微妙ですね、早いのか遅いのか……」


「そういうときは、ちょうどいいんじゃない?」


「う〜ん…ちょうどいいって感じでもないんですよね。っふふ」


「今日は、ボロネーゼだよ。ほしかったものが手に入らなかったから味は少しイマイチかも知れないけど」


「…クンクン……赤ワインですか?」


「よくわかったじゃん!どうして?」


「肉の臭みが少しあって、もしかしたらな〜って」


「結構料理できる方?」


「したことないので正直イマイチ……」


そんな事を話しながらブランの食事を待つ。


「ごちそうさまでした」


「じゃあ、また後でね」

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