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地下空間の発展のすすめ2

―――迷宮がどこに位置するのか?

実験:迷宮の1階層の天井に魔法を打ち込む。何度も何度も打ち込む。そして10日経った頃、一点の光が差し込む。その後、確認し日光であることが確認された。しかし、迷宮への過剰なダメージにより、暫くの間モンスターが一切出現しないという異常事態がおきた。それに加え、おおよそ5階層以降に入り込んだ冒険者の消息が全て不明となった。」


「だってさ、だからここはどこか異空間ではないということが証明された。つまり、出れないのではなく出れることを知らないだけ。だから、転移魔法で外に出ることは可能さ。」


「出してもらうことに感謝しますが、一つ疑問が残るのです。もし、我が迷宮の外へ出てこの階層のボスがいなくなり、新たなボスが生まれるとすると、我がこの世界に二人いるということになるのではないかと」


「ああ、それね。ボスが生成される時、全く別の個体として生まれてくることが証明されているから、そのへんの心配はないよ。」

「それと、他の昆虫モンスターとコミュニケーションは取れるかな?」


「いきなり、会話することはできませんが、お互い心を開いた状態で、ある程度の知能があれば会話は可能です。」


「そうなんだ。じゃあ、転移するからこの魔法陣にのって」


―――直接地下空間に転移する。


「ここで、シルクワームの管理をしてほしいんだ。迷宮に戻れるように魔法陣も一応おいておくから。寂しかったら迷宮の仲間も連れてきていいよ」


「その仕事、承りました。」


「じゃあ、頼んだよ」


「……実際は我自身が行うべきなのでしょうが、お伺いしてもよろしいでしょうか?」


「ん?どうした?」


「シルクワームの餌などは、そうされますか?」


「やべ……完全に忘れてた。あとで取ってくるから、シルクワームと仲良くなっててね」


「わかりました。」


―――地下空間から出て。


「アーバス、シルクワームの主食って分かるか?」


「主に、桑の葉とか枝だな。あの大きさで食べさせるとしたら、とんでもない量が必要だと思うが。」


「とりあえず桑の葉ね。魔法で人口育成させればいいし、量とかはあまりまだ考えなくていいかな。それと、今から取ってくる。」


「あっ、桑の葉と枝を食べるのは幼虫のときだけだぞ。成虫になると口はあるが何も食べないそうだ。」


(地球時代の蚕と全く同じ)


「じゃあ、あのシルクワームももうじき死ぬんじゃないか?」


「ああ、おそらくな。成虫の寿命はおおよそ10日だ。捕まえたときはもうすでに3日は経っていたはずだ。」


「早めに、繁殖させないとな……性別はちゃんとオスと、メスだ…よな…?」


「パッと見ではわからないが、たぶん行動を見たから推測するにオスとメスのはずだ」


「じゃあ、桑の木取ってくる」


―――王国の少し離れたところから桑の木を土ごと10本取って、アイテムボックスにしまい、ブルーにも戻る。


「ただいま、早速植えてくるね。」


「いってら」


「ゼノギオン、桑の木を持ってきたよ」


「おかえりなさいませ。メスのほうが腹に卵を抱えていたようで今さっき産卵したところです。しかし、安定的な場所ではないので、桑の葉で寝かしてあげるのが良いかと。」


とりあえず、桑の木を1本取り出し、枝などを摘出し簡易的な安静場を作った。


ゼノギオンとシルクワームが見つめ合ってる。


「卵の安静が確認できたので安心してこの世をされると、シルクワームが。」


「なんか無理させちゃってごめんね。それに巣を荒らしちゃったことも。卵についてはちゃんと管理するから、大丈夫。って伝えて。」


「かしこまりました。」


―――シルクワームから生気が失われるのを感じ取る。


「では、頼みましたよ。と」


「じゃあ、管理は任せたよ。俺もたまに見に来るから」


「おまかせを」


このまま、住宅建設予定地に向かい、残りの70軒を建てる。

と思ったが夕飯の時間であることを忘れていた。ということで、地上に戻る。


「夕飯はできたかな?」


「ミウ様!ハンバーグです!」


「おっ、うまそうじゃないか!」


「アイナも手伝いました!リーナの姉さん調味料を目分量でいれるのですから、引き止めるのに苦労しました。」


「屋敷で働いていた身ですから、計量なんてしなくても正確な値がわかるのです。」


誇らしげに語っているが、調味料の匂いがプンプンする。明らかに多いのが分かる。それと引き止めるのに苦労したとか言っていたが、絶対アイナもこれくらいでいいだろ、ってなっているような気がする。


「じゃあ、食べようか。ブランの分は俺が持っていくから先食べてて。」


「では先に食べてますね」


―――ブランの部屋をノックする。

返事がない。少し遅れて、無気力な声で「は~い…」と返事が来る。2つの可能性が浮上する。ただ寝ていて、ノックの音でおきたパターンか、それとも……


「入るぞ〜」


「ふわぁ〜、今日は少し遅かったですね。」


「色々立て込んでてな。」


「きょうの料理なんかものすごい匂いですが……」


「リーナが作ったらしい……俺もちゃんと見張っておけばよかったと思うよ……」


「リーナさんが……料理の上手さランキングがどんどん更新されていく……」


「そのランキングはすぐ予想できるな。……味は濃いと思うけど、食べてね。」


「作ってくれたご飯はちゃんと食べないとですね。いただきます」


―――ブランの食器を台所へ持っていき、洗う。

続々と食べ終わる人が台所に食器を置いていき、各自部屋へ戻っていく。


結局、全員分の食器を洗い、最後さみしく冷めて調味料の効きまくったハンバーグを食べた。

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