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少し進む組織化

魔力探知で、あたりを見渡す。今は9時といったところであり、人だかりもある。屋敷の中にもすでに40人ほどおり、俺を捕まえようとしている人を捉えるのは難しい。


だが、突然屋敷の方から魔力が急に薄くなった人を捉えた。規模は2人。隠せている魔力量を見れば技量的にもこちらが上なのは確か。でも、連携が上手なら話が違ってくるかもしれない。

それに、今ミウは監獄されているという情報が広まっているので、ただの監視かもしれない。でもかなり生活に支障が出そうなので、後でひと気のない場所に入るとしよう…


一旦解体場まで戻ることに。


「で、解体した物の付属品をどうするかだ。

まずは、魔晶石。(大きさは、長辺2m、短辺1mの八方体)

牙:アクセサリーなどに使える。魔法の効果で透明にしたりできる。

目玉:なんか売れるらしい。闇市とかで。

その他諸々。


「じゃあ、牙1本と魔晶石以外全て売却で」


「はい。わかりました。では、売却内容を確認させてもらいます。

目玉が2こで60万。残りの皮が300万―――……―――以上で、合計530万になります。とは言ってもこの額だとギルドも支払いは、後払いにしてくるでしょう。」


「まあ、この額で決定しているなら問題ないですよ。」


「では、ギルドの上部の方たちと話してくるので、また今後お会いしましょう。」


―――さてと…厄介払いでもするか。魔力の漏れを完全に消す。ブルーとは反対に位置しているので、素早く移動する。

どうやら撒けたようで、追って来なくなった。


―――監獄されている分身体から信号を受け取った。


〈ミウよ、済まないな。でも、今のお前は何らかの方法を使ってここにはいないんだろう?一人になる時間がなくて、伝えようとしていたことを伝えるのが遅れた。魔人については知っているな。奴らは魔王の手下だ。今回、この地に現れたのは群れから追い出されたからであろう。最弱であの強さだ。―――そろそろ時間のようだ。お前だから伝えたのだ。後はわかってくれ―――〉


―――他者には伝えないように…か


これは王と俺の秘密だ。今後も同じように伝えられるかもしれない。……図書館に行こう。


―――図書館にて

姿を消せる魔法がほしい。図書館にもなれたものですぐに見つかった。第3段階なので詠唱破棄が有効だ。詠唱を一度読み、”インビジブル”

ついでに魔力漏れも止め、司書さんの前で手を振る。気づかれておらず、効果はある。


王城へこのまま向かう。王室の窓から国王しかいないのを確認する。窓をゆっくり開け、中に入る。


「国王よ、話は聞いた。より詳しく聞かせてくれ」


「来たか。まあ、来ると思ってこのような場を用意したわけだが……だが、あの話をあれ以上伝えられない。」


「どうして?」


「妻……そして私自身とて苦しむ。いろいろ理由があってな。」


「わかった。何をすればいい?」


「今のところは何もしなくていい。好きに生きてくれ。でもこれだけは―――20年後、魔王が攻めてくる」


「では、またお呼びすれば来ます」


そう言い残し、窓から出て飛び去る。


―――ブルーにて

「おかえりなさい、ミウ様♪」


「おかえり…ミウさん」


「おか、ミウ〜」


「ただいま〜リーナ、アイナ、アーガス」


「アーバスです〜」


「ほれ、1280万だ。どう使う?」


「僕としては、貯金かな〜あればあれだけ嬉しいし〜いひいひw……」


「俺としては、スラムの子たちに支援して、メンバーを増やそうと思う。」


「地下空間に住まわせるということか?」


「その通りさ、アーバス。建築技術を教えたり、農業を教えたりして地下空間内で全てが完結するようにするつもりさ。」


「地下空間なんて会ったのですか?」


「あっ、教えてなかったけ?最近できたばっかりでね、今から見に行く?」


『見に行きたいです!』


―――地下空間に行き、帰ってきた。―――

「いつの間にこんな広い空間を!すごいですミウ様!」


「ほんとにすごいです。」


とまあ、べた褒め。


「ここにスラムの住人を移すのか?あいつらちゃんということ聞くかな?」


「言葉で示すんじゃない、行動で示す。住みやすいと思ったらこちら側に来るさ。スラムの住人の理想を顕現させるのさ。衣食住の徹底さえできればそのうち発展していくさ。」


「それでは、住民を地下空間に移動させるとして、食料はどうにかなりそうだけど、衣類や、家はどうしますか?」


「家の建築技術についてはよく知っている。衣類についても機械というものを使えばすぐにできる。」


「では、後は計画的に進めるだけ?ということですかね?」


「まあ、そんなところだ。長い計画だが、成功はさせる。いや、成功する。速戦即決だ。アーバスと俺で近くのスラムへ行ってくる。今回は様子見だ。残りで夕飯の準備でもしててくれ。」


―――そう告げ、俺とアーバスでブランを拾ったスラムへと向かう。


「……相変わらず酷い有様だ。住民の目を見てもみな死んでる。」


「ああそうだな。でもチャンスでもある。これで地下空間に移動させ、あれ以上に住みやすい場所に住む代わりに農業やその他の仕事をするという対価をつければ皆その話に食いつくはずさ。

今回は様子見だ。これで帰ろう。」


「ああ、そうだな。ある程度の方針はたったな。」


―――ブルーに帰宅。


「ミウさん!どうでしたか?」


「どう?って言われても、こう……どうでもない(?)。とりあえず、人数の確認とかができたから、それに合わせた家や服を作る。」


「そのためにも材料がいるだろ?そこら辺はどうするんだ?」


「家用の木については、どっかで売ってるだろ?なかったら伐採してこればいいし。それに木を植えて、成長の魔法をかければ60年物の木だって30分でできるだろ?だからそのへんは大丈夫。それに衣類だって、シルクワームみたいな糸を出すモンスターを使えば一匹で50人分の衣類は用意できるぞ?」


完璧な説得だったのか、それともツッコミどころが多すぎたのかわからないが、みんな黙ってしまった。


「ざ、材料さえあればミウ様がすべてやってくれるということで……」


「でも、衣類の準備は手伝ってもらいたいんだ。」




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