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今日だけ、尖った生活

(いただきます)

 女子力ニキは、初めての箸に戸惑っているので、俺はまず右手で箸を取り、次に左手で次の動作で取りやすいように位置を調整。最後に右手で箸を取る。ニキも見ていたようなので、真似する。すこじぎこちないが、初めてにしては上手。

 だけど、箸を使うのに疲れているように見えたので、フォークを取ってきてあげた。

「ありがとな。これ慣れればものすごく使い勝手が良さそうだが、俺には合わないな。っはは」

 だってさ。あまり会話は多くなかったが、食事を終えた。


「今日はありがとうな、食べさせてもらったお礼に食器を洗ってやるよ」


「いえいえ!構いませんよ、こちらで片付けておきます。」


「兄ちゃん…俺は礼をされたら絶対返す主義なんだ。それに兄ちゃんまだ12辺りだろ?まだ、大人に頼っても問題ない時期だし、甘えてもいいんだぜ」


「では、食器洗いをお願いします。石鹸を使って清潔にお願いします」


「石鹸て……高級品じゃねえか…」


「大量生産ができていて、まだまだ在庫ありますが、少しもらっていきますか?」


「ありがたいが、ほんとにいいのか?」


「はい、原価はだいたい15くらいなので、全然、いくらでも。いつでも量産できますし、将来販売もしてみようかなとも思っていて。」


「この、四角い奴が石鹸だよな?石鹸にしてはいい匂いがするから、蝋か、なにかかと思ったぜ」


「とりあえず、後で石鹸はお渡しするので、食器洗いをお願いします」


「おう、任せとけ」


 食器洗いをしてもらっている間、俺はリーナに夕飯を届ける。

 ノックしても、気づかれることは無いがとりあえずノックする。だが、そこには

 こちらを向いて俺の顔を見るリーナがいた。

 鼓膜が破れていて絶望していたが、どうやら自然治癒したようだ。良かった………


「おはよう、リーナ。夕飯を持ってきたよ」


「はい、……あーん……///」


「っはは、相変わらずかわいいな〜」


 頬を赤らめる。声が聞けて安心したのかもな。


「ごめんね、リーナ。まだ用事があってちょっとだけ離れるよ。それと、いつも向かい側の部屋で俺は寝てるから、怖くなったりしたらいつでもおいで」


「うん」


 そして、少女にも夕飯を届ける。ノックもする。


「今日は早かったかな?」


「どうでしょう?私にとっては途方も長く感じましたけど?」


「っはは、ごめんね。それに今日は来客があってもう食べちゃったんだ。だから今日は、君の食べてるときの顔を見とくよ」


「…あんまり、見ないでくださいね…恥ずかしいので……」


 そう言われれば、見たくなるが嫌われるのが一番嫌なので、難しい顔してやり過ごす。特に何も考えていないが。


「ごちそうさまでした。美味しかったです」


「そう言われると、作ってよかったなと思うよ」


「これ、お兄さんが作ったのですか!?」


「失礼とは思わないのか…」


「はい!!!」


「そこは冗談でも、いいえと言ってよ〜」


 俺は、食器を持って台所に戻る。リーナと少女の食器類は、台所にはおいてないが、少し離れたところにおいてある。迷惑かけれないし……

 それに、今日はアレス来ないな……昨日の言葉は少しきつかったか?


「兄ちゃん、洗い終わったぜ。自然乾燥でいいか?」


「はい。食器洗いしてくれてありがとうございます。では、またの機会に」


「おう、また世話になるかもな」


 女子力ニキの姿が見えなくなるまで見送り、リーナたちの食器を洗う。


「…ミウはいるか?」


「アレスか?今日、遅かったな。すっかり忘れてたか、やる気なくしちゃったのかと」


「そんあことはない、それよりも授業の内容が全くわからなくてじっくり思考してたが、昨日お前が言っていた、思考加速と似たような状態になって、もしかしたら習得できたのではないかと思って」


「いまここで、発動することはできるか?」


「試してみる」


 アレスが恐らく思考加速を発動しているので、乾燥中の箸をアレスの目に向かって投げる。もしもの時に備えて、足元からスーツを伸ばし、めに当たる寸前で止まるようにスタンバイさせる。

 結果は、オーライ。脊髄反射の瞬目反射しゅんもくはんしゃが起こらなかった。


「しっかり発動してるな。」


「この棒が飛んでくる速さより、お前が棒を取る速さのほうが速いのは触れておかないが、かなり飛んでくる速さは遅く見えた。実際にはどのくらいの速さだったか知りたい」


 さっきと同じ力加減で飛ばす。


「……へ〜」


 あっ、そのくらいなんだ〜って反応。


「じゃあ、移動するか?」


 模擬戦をする。


「……お前なあ、前より早く動いてどうする!!感覚的には前回と全く変わらなかったぞ!ふざけんな」


「そんな、怒るなって。だいぶ成長してるし。それと、今日はここまででいいか?明日用事があって。もしよかったら、クアドラ家に寄って、兄さんに稽古つけてもらえば?俺の兄さん思考加速持ってないし、ちょうどいい相手かもね」


「まあ、今日はここまででいいだろう。他の貴族の屋敷に稽古をつけて貰いに行くのは、どちらかと言うと非常識だ。だから、ここで稽古つけてもらうように頼んだんだ。できればこれからも頼む。」


「ああ、任せとけ。じゃあな」


 明日に備えて寝ます。特に大きな用事じゃないけど

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