異変、伝達、女子力
アーバス…………俺どうしたらいいんだ?王国からは投獄され、もっとの中の良かった仲間が人間不信に陥って、それにこの世界に科学を広める責務。
でも、やらなければ………自分のせい、自分が背負った責任、覚悟。前までは、すぐ投げ捨て新しいことに挑めたが、もう二度としない。
それに捨てたときの、背徳感、他人に迷惑をかけた恐怖、罵られる痛み、全て味わった。
でも、今回ばかりは違う。その感じた、感情、痛み、感じるのは自分だけじゃない。
これから見捨てようとしているのは、家族に見捨てられた者、元からすでに居場所がなかった者、これを見捨てて、先に進もうと思えるか?いいや、俺はできない。
「ミウ、大丈夫か?」
「ああ、覚悟は決まった。いいや、すでに決まってたか…」
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その頃各国に、ある手紙が届く。
武装国家ドワルドにて、
「ゴーズ国王よ、アストレア王国から国王直接の手紙が届きました」
「………机の上においておいてくれ。中身は見たか?」
「いえ」
「なら、良い……」
「では、失礼します」
(アストレア王国から……そろそろなのか……)
”武装国家ドワルド王国、国王ゴーズへ。
先日、我が王国の領土内にて魔人が現れた。察しが良いとは思うが、復活する。我も見たことはないが、恐らく終焉だろう。早くて20年だ。情報が入り次第また手紙を送る”
魔導国家エルシアや、その他の国家にも同様の手紙が届く。
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昼食の時間となり、リーナに食事を運ぶ。
「リーナ、昼食だよ。」
今日の朝食がそのまま残っている。
「流石に食べてもらわないと困る。食べさせてあげるから、顔を上げて。」
聞こえていないのか、何も動かない。いや、そもそも………
「ちょっと、見せてもらうよ」
「ア゛ーーー」
激しい抵抗をする。トラウマだろうな……鼓膜が破れているのは間違いない。文字が読めない、それに唯一のコミュニケーションの会話ができない。
………
口で、何を言っているのかはっきり分かるように。
「あーん」
リーナの口が、スプーン一杯のスープに向かう。
目の明かりは消えたままだが、少し頬が赤るんだ気がする。
このまま、あーんを続け完食した。リーナをベッドに寝かし、頭を撫で部屋を出る。
反応を見るに、かなり好感触。
まだ、俺はまだ昼食を食べてないが、アーバスは用事があるらしく俺と昼食を作って、一人食べてどこかに行ってしまった。
なので、少女にご飯を食べさせてあげられないままである。
「ごめん、待たせた?」
「もう〜お兄さん遅いですよ」
「はい、これご飯。先食べてて、俺の分も持ってくるから。」
自分の分も持ってきて、席につく。
「あれ?先食べてても良かったのに」
「いえ、一緒にいただきますしたくて」
……この世界に、”いただきます”の文化は無いぞ…
「そっか、じゃあ
『いただきます』
食べ終わった後、少女は寝てしまった。
”いただきます”って、この世界にあるのか?それか、俺と同じ転生者……?それに、この世界の発音ではななかった。ほぼ、日本語…いや、まんまだった。この世界の発音に慣れて、全く気が付かなかった。
この事実を打ち明ける日は来るだろうが、相当先だろうな。
時間ができたので、顔を隠し街へ出て夕飯の食材を買う。
「うーん……今夜は何を作ろうか…」
「簡単に魚料理でもいいんじゃないか?でも、骨を抜いたりするのがめんどくさいがな。っはは」
明らかに893長のボディーガード役の体つきをした男だ。しかし、わけがわからないが溢れ出る女子力オーラ。
「魚料理ですか……サンマとかが良さそう……」
「サンマがうまい店なら、この道を進んで2つ目の曲がり角を曲がって、港まで進んで右手にある。少し遠いが、めちゃくちゃ美味いぞ」
「サンマなら、大根は必須だな。」
「わりぃが、大根は今のとこ時期じゃねえ。それに大根をどう使うんだ?」
「今日、食べに来ます?ごちそうしますよ。」
「おお、そりゃありがてぇ。何時ころそっちにいけばいい?」
「8時に、ブルーというお店に来てください。」
気迫に押されて……ね?
言われた通り、サンマ専門店?に向かい、サンマを4匹買った。大根も運良く見つけられたが、少し品が悪い。まあ、仕方ない、時期じゃないんだし。
ブルーに戻り、夕飯の準備をする。味噌汁は必須。これだけは欠かさない。野菜は漬物。少し前から作っていて、まだ完全に漬け込んでいないが、今回は客が来るので取り出す。
気がかりで仕方がないのだが、この世界に米は存在しない(極東の地には存在する)
取りに行こうにも、2日はかかる。仕方がない、パンを焼こう。
「おーい、兄ちゃん。いいにおいするじゃねえか?」
ご飯ができる、10分前に到着した。やっぱ、女子力たけぇな、おい。
「もうすぐできるから、そこのテーブルに座っててください」
「にしてもここ、あまり人だかりも無いし、静かでいいな」
「っへへ」※”俺の”家?店?ではない。
「出来上がりました。」
焼き立てのパンに、ほうれん草の漬物、大根と人参、豆腐を入れた簡単な味噌汁。それに、サンマの塩焼き〜大根のすりおろしを添えて〜(レモンの輪切りもこっそり)
完全とは言い切れないが、和食だ。
「では、食べますか」




