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異変、伝達、女子力

 アーバス…………俺どうしたらいいんだ?王国からは投獄され、もっとの中の良かった仲間が人間不信に陥って、それにこの世界に科学を広める責務。


 でも、やらなければ………自分のせい、自分が背負った責任、覚悟。前までは、すぐ投げ捨て新しいことに挑めたが、もう二度としない。


 それに捨てたときの、背徳感、他人に迷惑をかけた恐怖、罵られる痛み、全て味わった。


 でも、今回ばかりは違う。その感じた、感情、痛み、感じるのは自分だけじゃない。


 これから見捨てようとしているのは、家族に見捨てられた者、元からすでに居場所がなかった者、これを見捨てて、先に進もうと思えるか?いいや、俺はできない。


「ミウ、大丈夫か?」


「ああ、覚悟は決まった。いいや、すでに決まってたか…」


 _____________________________________

 その頃各国に、ある手紙が届く。


 武装国家ドワルドにて、

「ゴーズ国王よ、アストレア王国から国王直接の手紙が届きました」


「………机の上においておいてくれ。中身は見たか?」


「いえ」


「なら、良い……」


「では、失礼します」


(アストレア王国から……そろそろなのか……)


 ”武装国家ドワルド王国、国王ゴーズへ。

 先日、我が王国の領土内にて魔人が現れた。察しが良いとは思うが、復活する。我も見たことはないが、恐らく終焉だろう。早くて20年だ。情報が入り次第また手紙を送る”


 魔導国家エルシアや、その他の国家にも同様の手紙が届く。


 _____________________________________


 昼食の時間となり、リーナに食事を運ぶ。


「リーナ、昼食だよ。」


 今日の朝食がそのまま残っている。


「流石に食べてもらわないと困る。食べさせてあげるから、顔を上げて。」


 聞こえていないのか、何も動かない。いや、そもそも………


「ちょっと、見せてもらうよ」


「ア゛ーーー」


 激しい抵抗をする。トラウマだろうな……鼓膜が破れているのは間違いない。文字が読めない、それに唯一のコミュニケーションの会話ができない。

 ………

 口で、何を言っているのかはっきり分かるように。


「あーん」


 リーナの口が、スプーン一杯のスープに向かう。

 目の明かりは消えたままだが、少し頬が赤るんだ気がする。


 このまま、あーんを続け完食した。リーナをベッドに寝かし、頭を撫で部屋を出る。


 反応を見るに、かなり好感触。


 まだ、俺はまだ昼食を食べてないが、アーバスは用事があるらしく俺と昼食を作って、一人食べてどこかに行ってしまった。

 なので、少女にご飯を食べさせてあげられないままである。


「ごめん、待たせた?」


「もう〜お兄さん遅いですよ」


「はい、これご飯。先食べてて、俺の分も持ってくるから。」


 自分の分も持ってきて、席につく。


「あれ?先食べてても良かったのに」


「いえ、一緒にいただきますしたくて」


 ……この世界に、”いただきます”の文化は無いぞ…


「そっか、じゃあ


『いただきます』


 食べ終わった後、少女は寝てしまった。

 ”いただきます”って、この世界にあるのか?それか、俺と同じ転生者……?それに、この世界の発音ではななかった。ほぼ、日本語…いや、まんまだった。この世界の発音に慣れて、全く気が付かなかった。

 この事実を打ち明ける日は来るだろうが、相当先だろうな。


 時間ができたので、顔を隠し街へ出て夕飯の食材を買う。


「うーん……今夜は何を作ろうか…」


「簡単に魚料理でもいいんじゃないか?でも、骨を抜いたりするのがめんどくさいがな。っはは」


 明らかに893長のボディーガード役の体つきをした男だ。しかし、わけがわからないが溢れ出る女子力オーラ。


「魚料理ですか……サンマとかが良さそう……」


「サンマがうまい店なら、この道を進んで2つ目の曲がり角を曲がって、港まで進んで右手にある。少し遠いが、めちゃくちゃ美味いぞ」


「サンマなら、大根は必須だな。」


「わりぃが、大根は今のとこ時期じゃねえ。それに大根をどう使うんだ?」


「今日、食べに来ます?ごちそうしますよ。」


「おお、そりゃありがてぇ。何時ころそっちにいけばいい?」


「8時に、ブルーというお店に来てください。」


 気迫に押されて……ね?

 言われた通り、サンマ専門店?に向かい、サンマを4匹買った。大根も運良く見つけられたが、少し品が悪い。まあ、仕方ない、時期じゃないんだし。


 ブルーに戻り、夕飯の準備をする。味噌汁は必須。これだけは欠かさない。野菜は漬物。少し前から作っていて、まだ完全に漬け込んでいないが、今回は客が来るので取り出す。

 気がかりで仕方がないのだが、この世界に米は存在しない(極東の地には存在する)

 取りに行こうにも、2日はかかる。仕方がない、パンを焼こう。


「おーい、兄ちゃん。いいにおいするじゃねえか?」


 ご飯ができる、10分前に到着した。やっぱ、女子力たけぇな、おい。


「もうすぐできるから、そこのテーブルに座っててください」


「にしてもここ、あまり人だかりも無いし、静かでいいな」


「っへへ」※”俺の”家?店?ではない。


「出来上がりました。」


 焼き立てのパンに、ほうれん草の漬物、大根と人参、豆腐を入れた簡単な味噌汁。それに、サンマの塩焼き〜大根のすりおろしを添えて〜(レモンの輪切りもこっそり)

 完全とは言い切れないが、和食だ。


「では、食べますか」

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