表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/77

事実

意識が移され、目が覚める。


あたりを見回すと、左手側にブラックホールが見える。かなりでかい。

俺は、降着円盤の上にいるようだ。少し探索してみようと思う。ブラックホールに向かって歩くが、一向につかない。それと、足元が水のようなもので張り巡らされていること。歩くたびに、ぴと…ぴと…と鳴る。


「やあ、Aくん」


「!?……その呼び方はもう慣れ忘れた。この世界での呼び方にしてくれ」


「っはは!お断りだね。俺は気に入ってるのさ。話を変えて、お前死ぬだろうね。」


「それは、承知の上さ、すでに諦めが着いたんだ。」


「君がそれでいいなら俺もそれでいい。だけどね、俺はお前に死なれちゃ困るんさ」


「っはっはは…もう強くは成れないし、この状況を打破する方法もない。諦めたほうが楽さ。」


「……これから未来の話をする。

まず、お前の意識はさっきの異世界でも、地球が会ったあの世界でもない。

”俺達”が作り出した世界だ。この世界はまだ未完成、だから今まで通りの物理法則は通用しない。時間軸も通用しない。ここでは、刻々と時が刻まれているが、異世界の世界では、”時が止まってる。

俺は、お前を導かないといけない。」


そうして、す〜っと粒子状になり姿を消す。俺はとっさに


「お前は誰だ?」


「まだ知らなくていい。さあ行きなさい………」


後ろから声がするので振り返ると、さっきのやつがいた。

指でおでこを押され、後ろに倒れる。そのまま頭から永遠とも思われる空間を降下する。

ふと右側を見るとブラックホールがある。あまりに巨大で、付いてきているようだ。


………なんの予兆もなくブラックホールが消える。その後、何かの液体に墜ちる。黒くて、何も見えない。それよりも漆黒の何かが俺を蝕む。とっさに目を閉じ、体を丸める。


体中の細胞…染色体…DNA…ゲノム…???すべてが書き換えら、再構築させられる。


ただ、適応できず、苦しむ……そして意識が遠のき深い眠りに付く…………






現実世界に意識が戻る………

人型のカブトムシ……”ゼノギオン”とでも名付けようか……っははぁ


「………相変わらず……遅いな…っふはは」


拳が向かってくるが、それを受け止める。受け止めた拳を、自分の方へ引き、顔を突き出してきたところを、膝で蹴る。後ろにのけぞり、脚を絡め取り、完全に体を倒す。魔法で四肢を固定したが、力ずくで壊され、距離を取られる。

ネロを取り出し、一歩、一歩とゆっくり歩みを進める。また高速で動くが、遅い。90度進行方向を変え、こちらに向かってくる。

魔力を開放し、ゼノギオンを威圧する。ネロを鞘に入れ、膝を軽く曲げ、鞘を左手、ネロの柄を右手で持ち、居合の姿勢を取る。

ゼノギオンの動きに合わせ、腹部を切る。切断はできなかったもの、薄皮一枚といったとこだろう。

ゼノギオンも吐血し、苦しみ、片膝を付く。


「最後に言い残すことは」


「……………???の???つか???ださい」


「何だ?ゆっくり言え」


「あなたの………下につ……かせてく………ださい」


「話しづらいだろう?」 そう言い、魔力を与える。


「ありがとうございます。あなたのお力には、大変感心しました。それを踏まえて、あなたの下につきたいのです。」


「どういう経緯で俺のもとにつきたいのかは、わかった。ただ、お前はここから出ることができないだろう?そこはどうするつもりだ?」


「この先の情報を教えましょう。私は、ここでとどまり続け、次来たときまた情報を教えましょう。現状この迷宮で一番強いと言われているのは、私です。」


「へ、へえ……」(一番……ね…)


「まず、最初に話すこととしては、”この先の迷宮は完成していません” この先を進んでも、何もありません。あるのは、虚無……。」


「なにもない?それに完成していない?」


「はい。完成していないというのは、今後、迷宮が作られるということです。ここから推測するに、迷宮の創設者がいるという事実。」


「なぜ、作られていると思う?」


「私は、見たのです。この階層が出来上がるのを。」


「俺の見解をいいか?俺はここの魔物が倒れると、魔素に分解されてよくわからない…迷宮の壁とかに吸い込まれる。その吸い込まれた魔素は、新たな階層の誕生に使われているのではないかと思う。」


「そんなことより……ハーロンが……ねえええ!!!どうしてくれるのおおおお!!!」


クイナが泣きながら、叫ぶ………


「クイナ、現状ハーロンを救う方法はない。だから保存する。」


氷魔法で氷漬けにする。また、会えるときまで……


「これで、いいの……?」


「ああ、身体機能を停止させ、今の状態のまま治療できるまで保存できる仕組みだ。だから安心しろ、俺が死者復活の魔法を見つけてきてやる。」


「…し、信じてるからね……!」


「アーバス、クイナを頼む。落ち着くまで、世話してあげて。お前もショックを受けてるのは分かる。だが、復活の兆しはある。ハーロンのためにも生きなきゃ!な?」


「…そうだな!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ