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迷宮攻略2

89階層人はいったわけだが、あたり一面ものすごく深い渓谷がひろがっている。

下へ続く道があるが、一人分しかないほどの狭さだ。


しばらく進み続けたが、一向に魔物モンスターと遭遇しない。逆に不気味なくらいだ。想像してくれ。開業中の会社に誰もいないような感じだ。


「まったく、気味が悪いなぁ…」


「!?みんな止まれ……何かが来る…スヴァルトは後ろを警戒!」


アーバスに言われたように俺は最後尾なので後ろを警戒。……特に異常はない……隣を流れている川から魔力を感じる…


「アーバス!!!川の中だ!!!」


『!?』


川からリザードマンが現れる。…普通なら50階層辺りで現れるはずだが、なぜここに?しかもかなりの強さ…突然変異種?それとも知能が高い、賢いやつか…?

それにしてもここは、一人分しかない道の上……タイミングを見計らっていたのか!?


「ここで戦うには危険すぎる!どこかに逃げるべきだ!!!」


「でもどこににげるんだよぉ!!!」


俺が逃げるように注意したが、安直すぎてどうやって逃げるのかが、出てこない…


「アースワォール」


アーバスが冷静に土魔法で川の上に戦場を作り出す……リザードマンが自分が不意をつき、有利な立場を作るつもりが、逆に不利な立場になり、逃げようとあたりを見回す。

それを見逃さず、俺達はリザードマンを取り囲む……リザードマンも覚悟を決めたように、槍を構える。だけど、持ってる槍が、ガタガタと揺れている…あいつだって生きるのに必死なんだ…でも、この世は弱肉強食。

俺らは、理不尽にも4人同時に攻撃を仕掛けリザードマンを倒した。


「やけに納得のいかねえ戦いだな」


「まるで、人間と戦っているような…そんな感じがする」


「あいつだって、食われる覚悟があったはずだ。じゃなきゃあの状況でやりを構えたりなんかしない。食うやつには、食われる覚悟も必要だ。そこまで気にすることじゃない。」


「とは、言ってもなぁ…スヴァルト、話の筋は遠ているけどよぉ…そういう話ではないんだよ…」


「これから下はもっと、この感情がひどくなると思う、こちらも覚悟しなければいけない。いいか?どうするか?僕としてはもう少し奥に潜りたい。」


『構わないさ』


その後、更に深く潜っていったが、あまりにもモンスターに出会わない。奴らも勝てないと踏んだら襲ってこないんだろうな。貴重品などはきっちり回収し、何も起こらないまま渓谷の底についた。


「ボス部屋が見つからないようだが、どこにあるか分かるか?」


「いや見当たらないな…ボスがいない階層とかじゃないよな?」


「いや、ボスはどの階層にもいる。いないわけがない。」


底には大きな湖がある。もしかしたら、ここがボス部屋なのではないのか?と疑問が浮上する。


「もしかしたら、ここがボス部屋じゃないのか?」


「たしかに、その可能性はありえる。だけど、ボスがいないのは不自然だ」


「底の大きい湖の中で眠っているとかじゃないのか?」


___数時間ほど見回したが、ボス部屋のようなもの、次の階層に続く扉などは全く見つからなかった。


「何も見当たらない…そろそろ引き返したほうが良さそう……は?」


「どうした?アーバス?」


「…来た道がどこにもない……」


「は?どこかにあるはず……ない……」


ないわけがない。たしかにここに来るまでの道はある。ここにいるのが証拠だ。


「幻覚か、迷宮そのものを変えたかのどちらかだ!!」


「いや、幻覚はありえねぇ。俺のスキルで確認済みだ。」


湖から巨大な魔力を感じる……あのリザードマンの5〜10倍はあるかもしれない…


「湖に注意ぃ!!!!何かが来るぞ!!!」と叫ぶ


この大広間に大量の水が流れ込む。最初はかなりの量と思い込み慌てていてが、水の流れ込みが安定して、波が落ち着いてまで多い量じゃないと思えた。

だが、残りの広さと水の流れ込む量を考えると、残りは5分持つかどうかだ…


「みんな無事か?」


『なんとか無事だ』みんな無事のようだ


でも、湖があったところからの巨大な魔力はまだ感じ取れる…水中戦ということか…


「みんな!スーツで自分の周りを囲め!湖からの巨大な魔力の影はまだ消えてない!水中戦になる可能性が高い!」


そうしてみんな、スーツで自身の周りを囲む。上手に扱えているようで、透明にするなりしていて、とてもこれからに安心感が持てる。


そうして、刻々と時間が過ぎていき、脱出の手口を掴めないまま大広間が水で満たされた。


…満たされたと同時に、この時を待っていたと言わんばかりに、巨大な魔力の影が姿を表す………



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