列車制作1
ふぁ~、おはよう世界、そしてようこそ列車制作部へ。今日もいい朝だ。
軽く身支度を済ませ、俺はブルーへ向かった。途中、ゴミの廃棄所に行って鉄資源を回収した。これがなけりゃ話になんねえしな。ブルーに行くのはハーロンに協力してもらおうと思ってな。錬金術師だし…
「よお、アーバル。」
誰もいないようだ。あいつ夜通しで調査してんのか?どんだけ本気なんだよ。
まあいいや、ここで作ろう。長期休暇がおわるまで後1週間…普通に間に合わない。
設計図作って、みんなに見せるか。スーツを紙のように広げる。そこに魔力で俺の脳内のイメージ図、設計図を紙に表示させる。細かい部分が多く、手間取ってしまったがうまくいった。表現しきれていない部分を修正し、完成。
後は、アーバスが必ずや見るであろうところに設計図を書いたスーツを置いた。カネに目のないあいつなら、金庫の前に置いとけば必ず見るだろう。
設計図は客車部分のみなので、俺は運転室を作らないといけない。
そうと決まれば早速作り始めないとな。
運転席全体を、魔力で制御するようにしたい。例えば、前進するためにハンドルを握るが、魔力がこもっていないと動かない。そんな感じだ。実際、自己防止の為などだ。
エンジン、ボイラーはもう完成してるし、走行機関をつくるか。
動力が車輪に伝わるメカニズムとかかな。
じゃあ、最初にクランクシャフト、クランクだな。
クランクシャフトは、シリンダーから発生したピストン運動を回転運動に変えるもの。
複雑すぎる…あまりにも。
スーツでほいっと作れればいいが、魔力を流し続けないといけない。
とりあえず、鉄資源はあるし溶かして…!?
天才的なアイデア…
スーツで形を作ってそこに流し込む鋳造製法!
でも、強度面で少し不安もあるから、合金にするしかない。
合金とは言っても、色んな種類の金属を混ぜないといけないし、かなりめんどい。
でもやると決めたからにはやる。鉄が多いし…なら、鋼だな。Fe(鉄)とCrとC(炭素)を混ぜる。
でも、製法が本末転倒。冷間圧延という製法で、刀を打つようなやり方。
しょうがない、天才的アイデアが思いついたが、断念しよう。
スーツで羽を作り、空高くへ舞い上がる。
まずは、クロムとニッケルの調達だな。火山にいけばあるかもな…
___フェニックスのいた火山へ___
クロム鉱石とかが見つかればいいのだが…お?あれか?
…これっぽいな…
それからしばらく探し続けたが、それらしきものは全く見つからない。
ったく、全然ねえじゃん。少し荒削りするか…
俺は、闇魔法で魔力弾を作る。それを緻密な操作で、火山口付近の壁を削る。
噴火するかもという心配はなかったが、少し怖い。
削り終わって、俺は手に、クロム鉱石かもしれないものを持つ。
探索スキルを発動し、手に持ってるものと同じものを探る。
かなり荒削りしたつもりだが、500g程度しか出てこない。
んじゃ、もう一回…
俺は、何回も繰り返し、3kg集まった。
まあ、こんぐらいでいいだろう。とりあえずブルーに帰宅することにした。
「よお、アーバル」
「やあ、スヴァルト!周辺3カ国の領土全部調べてきたぞ」
「お、おう…」
やりすぎだろ…こいつ大体、中国くらいの領土全部ひっくり返してきたのかよ。
逆に動やったのか気になる
「どうやってその範囲調べてきた?」
「スーツをすごく細くして、辺り一帯に広げて、一気に調査した。記入の方に時間が取られたが、なんとか1日で終わらせることができた。」
「そうか……そう!今かなり厳しい状況でな、精密なものを作る必要があるんだ」
「活動明日だけど、大丈夫そう?」
「げっ」
「でも、こんな大企業になるのならしょうがない。スヴァルトはそっちに集中してくれてもいい」
「わかった。そっちもしっかり頼んだぞ。」
「その代わり、精密に作ってくれよ?」
「当たり前さ。明日中に作るのは厳しいが、今週中には完成するだろうな。」
「こっちも用事があるから、これくらいで。またな」
「しばらく世話になるかもな、ブルーに」
「好きにしてくれ」
んじゃ、クランクシャフト作り始めますか。




