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97話 やる気

翌日、僕は学校でぐたっとなっていた。

「どうしたの幸くん」

「……南条さんどうしたの?」

「いや幸くんの方が大丈夫?」

「……ちょっと調子が悪いかも」

「なら保健室に行く?ちょうど私は保健委員だし」

「なら頼める?」

「お安い御用よ、じゃ、席を立ってね」

僕は席を立ち、南条さんに支えられて保健室に向かった。

「せんせー、患者連れてきましたよ」

「おう、それでどこが悪いんだ?」

「調子が悪いってさ」

「そうか、南条さんはもう帰ってもいいぞ」

「はーい、せんせー」

そしてこの部屋には僕と保健室の先生だけになった。

「……君は吉田幸だっけ、例の話、聞いてるよ」

「礼の話ってどんな話なんですか」

「同じクラスの八木鈴凛さんと付き合っていると、いいねぇ、この学校のジンクスに立ち向かうのは」

「……わかってたんですね」

「ああ、つまり君が罹ってる病、それは呪いでもあり祝福でもあるんだ」

「祝福ですよナ〇〇って言うわけですか、いや話を続けてくれ」

「つまり何を言いたいのか……愛ってのは蔦のように絡まり、通常じゃほどけない呪いだな」

「呪いって信じてるんですか?」

「ああ、信じてるさ……桜の名のもとにね」

そして僕は保健室の先生と話をしていたらチャイムが鳴った。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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