95話 勉強会
家に帰ると今日配られた宿題をする、これは絶対だ。
「ね~ここのアドバイス、教えてよ~」
鈴凛さんが横で解き方をねだってくる、こう見えても僕の次に成績がいいんだけどね。
「物体の加速度の問題かぁ……公式とか覚えるの大変だよね」
僕は公式を付箋に書き、鈴凛さんに渡した、その付箋を鈴凛さんは持っていった。
(これで解けるだろう、さてと、この問題は空気抵抗を考えずにか……)
宿題をしていると虫が入ってきた。
「……ゴキブリじゃねぇか!?」
僕は椅子の上に登ったがゴキブリは部屋の中を爆走していた。
「どうしたのー?」
「鈴凛さんそこに!!」
鈴凛さんは素足でゴキブリをプチュと潰した。
「アアア……やってしまったなぁ」
「あれ……足の裏に違和感が……ギョエェェ!!!」
やっと鈴凛さんはゴキブリを潰したことに気が付き、絶叫した。
「風呂で足の裏皮膚が削れるまで洗ってくる!!」
「足の皮膚削れるまでって……」
そういう事もあったが無事に宿題を終わらせた。
「まだ足の裏洗ってるよ……」
未だシャワーの音が聞こえるが、一体何をしてるんだと扉を開けた、するとズボンを履かず、パンツが見えている鈴凛さんがいた。
「あっ、こめん」
「ギョエアァァァァァ」
その絶叫は恐らく街のどこからでも聞こえるような音圧だった。そしてこのことがあったと恵さんに言うとあらぁとしか言わなかった。
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