94話 秋祭りの予告
そして僕は授業を真面目に受け、あっという間に下校時刻になった。
「さて、鈴凛さん、一緒に帰るか」
「うん、幸くん!」
周りからは羨ましがられているが、正直恥ずかしい。
「ねーねー、この付近で祭りあるらしいよ」
「そうなの?」
「秋祭り、一緒に行く?」
「……遊んでも罰は当たらないよね」
僕はこの付近の神社で行われる秋祭りに行くことにした。
「なら土曜日行こ!」
「土曜日か、いいよ」
そういって僕は財布の中を覗いた、だいぶにぎやかになったが、これで足りるのだろうか?」
「チャラチャラしてるー」
僕の財布を見てのこの一言、僕は気にしない。
「さて、帰ろうか」
帰りの電車が来た、僕と鈴凛さんは一緒に電車に乗りこみ、家に帰った。
「ねぇ、さっきからドキドキしてるんだけど、幸くんも一緒?」
「ドキドキ……してるかも」
やけに心拍数が上がっているような気がする、どうしてなのだろう?」
「本当かなぁ?」
鈴凛さんは僕の心臓がある場所に耳を当てた。
「本当だ、ってわわっ」
電車の揺れで鈴凛さんの頭が僕の太ももに当たった。
「……へへ、ふとももまくら」
「周りに人いるからほら……早く起き上がってよ」
「分かった、だけど家ではしてね」
「……わかった」
そして僕たちはこの雰囲気のまま過ごすのだろうかと思うと何か楽しそうと思っていた。
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