表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
94/259

93話 二人で一つ

休み時間、鈴凛さんが僕の席に遊びに来た。

「やっほ」

「どうも……」

周りからは恋人なのという声が聞こえてくるが、実際はそうだ。

「どうしたの?」

「いやだってこの二人が並んでるから恋人になったのかなって」

「ふふふ、えっち」

鈴凛さんは照れながら違うのかそうなのかわからない返答をした。

「もうなんなのよ~」

「内緒」

「そういえば鈴凛さんの声、なぜか聴きやすくなったよね」

「そう?」

そして鈴凛さんは僕の机に座り、話し始めた。

「ねーねー、暇じゃない?」

「暇だけど、どうしたんだ?」

「ちょっとトイレで遊ばない?」

「却下します」

「どうしてよー」

「トイレで遊ぶなんて、イカれてるとしか言えないな」

「そんなぁ」

そして鈴凛さんは何か遊ぶものがないかとカバンの中を漁っていた、その隙に僕は教室から抜け出した。

(しかし、鈴凛さんがあんなベタベタに近づいてくるなんて、恋人になったからなのかな?)

「よぉ、鈴凛に惚れられてめんどくさがってる幸君よ」

廊下の端に風月さんが居た。

「さっきの事見てたの?」

「トイレで遊ぶってさ、本当にイカれてるよ、一旦落ち着かせたらどうだ?」

「落ち着かせる……どうやって?」

「ほら、なんかあるだろ」

「なにもないけど」

「そうだ、レモネードをあげたらどうだ?」

「どうしてレモネードなの?」

「しらん」

そうしてチャイムが鳴る1分前に教室に入り、次の時間の準備をした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ