表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/259

7話 わ゛か゛り゛ま゛せ゛ぇ゛ぇ゛ん゛!゛!゛

そして授業が始まり、1時間目は数学Ⅰだ。

「さて、プリント配るぞー」

授業プリントが配られた、そこには挨拶とか先生の名前とかが書いてあった。

「ノートは次から用意しておけよ、じゃ、今回使う授業プリントを配るぞー」

そして配られた内容は簡単な内容だった。

「さて、この問題、当てるからな~……じゃぁ、南条神楽!前に出てこーい」

当てられたら前に出てくるのか……

「はい、答えれて当然だよな、賢そうだし」

「むむっ……」

南条さんは黒板を見続ける事1分……

「わ゛か゛り゛ま゛せ゛ぇ゛ぇ゛ん゛!゛!゛」

「そうかそうか、だけどそんな大声で言わないでね」

「なら主席君……は目が見えないのか、なら秋口!」

「どうして俺なんだよ!?……えっと~」

そうして授業が始まっていった、そしていつの間にか時間が過ぎていた。

「今日の数学Ⅰはここまで、解散!」

そして休み時間になった、休み時間になったと同時に六車くんが入ってきた。

「よう、主席君、調子はどうだ?」

「六車くん、集中してたら時間が短くなったんだよね」

「集中できるっていいよなぁ~」

「そういえば、六車くんってここの高校によく入れたね」

「親にも不思議って言われたんだよなぁ~」

「そうなんだ……」

「だけどバカって自覚してるからよぉ、それが心の保養になったと思うなぁ」

「そっか……」

そうして僕は授業に集中をしていって、あっという間に6時間目になった。

「これは……LHR(ロングホームルーム)か……つまんない」

先生が話し出した。

「さて、委員会とかを決めていきたいなと思うが、みんな……疲れすぎじゃないか!?」

「だってぇ……体育とか……あってぇ……疲れたよぉ……」

「そうだな、今日はお疲れだな」

「だから早く帰らせて~」

「早めに終わらせるよ、そして学級委員に立候補するのは誰だ?」

その声に手を挙げたのは鈴凛さんと鈴凛さんを虐めてる人だ。

「おっと、定員は1人だがな……どうする?」

「じゃんけんで決めようよ」

そう言う人はちょっと態度がムカついた。

「それにこいつ、耳が聞こえないってね、人の意見を聞くのに、耳が聞こえないとなるとねぇ……」

「そうだが、やりたいと言っているんだ、選挙で決めるか?」

「いいよ、どうせ、私は勝てるんだから」

そして選挙が始まった。

「私はねぇ、とりあえず過ごしやすい学校を作る、以上!」

いじめっ子は簡潔にやることを言った。そして鈴凛さんが話し始めた。

とぅひょぅ(投票)ぉねがぃします(おねがいします)

この一文だけだった。これだけで勝負するのはちょっと勝つ気が無いと思う。

「はい、ありがとう、聞いた通り、鈴凛さんは母音が発音しにくい、だけど言ってくれた、ありがとう」

そうして投票をしていった。いじめっ子は高笑いをしていた。

「さて、机に突っ伏せーの、風月さんが学級委員に適している人、手をあげて」

僕は手をあげなかった。いじめをする人なのだ、ロクなことをしないだろう。

「鈴凛さんが学級委員に適している人、手をあげて」

僕は手を挙げた、そして結果発表、7対13で鈴凛さんが学級委員になった。

「どうして私を当選させてくれないのよ!?」

「どうしてかは自分の心に手を当てて考えてみろ」

そうして他の委員を決めていった、そして帰る時、鈴凛さんと一緒にいた。

「……聞こえないんだっけ」

僕は紙に伝えることを書いて行った。

「おめでとう」

ぁりがとぅ(ありがとう)……ぅれしぃ(うれしい)

後ろから誰かが来た。

「うっす、主席君、ここに居たか……横にいるお嬢さんは誰だ?別嬪だなぁ」

「行先が一緒の人だ、気にしないで」

「そうなのかぁ?仲いいように見えるけどなぁ」

「そういう六車くんはこの電車に乗るの?」

「そうそう、主席君に勉強を教えてもらおうってな」

「そうか、なら来てもいいよ」

そうして電車が来たので乗り込んだ。

「さて、乗り継ぎもあるから言っておく、加茂駅で乗り換えで関西本線に、そして月ケ瀬口駅で降りるんだ」

「確かそこの駅は南山城村……京都から来てるのか!?」

「そうだけど、何か?」

「ありゃ~、そうだったかぁ~抹茶出るか?」

「分からないけど……サービスエリアにあるんじゃない?」

「じゃ帰りに行ってみるか」

そうして僕はゆったりと電車の旅を楽しんだ。

最後まで見てくれてありがとうございます。

少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想とレビューをお願いします!

評価が自分のモチベーションになってハッスルハッスルするのでよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ