60話 冷やし漫画
冷凍庫を開けるとアイスの横になぜか漫画が置いてあった。
(えっ、なんで漫画がここにあるんだ?ってかどうしてアイスの横にデーンと漫画が?????)
僕は理解が出来ずに1分ぐらいその場で固まっていた。
「冷やし漫画はどうなってるのかなぁ~」
後ろから恵さんがやってきた。
「あ、どうしたの?」
「これ、どういうこと?」
「あー、夏だし冷やした漫画を読んだら体が冷えるかなって」
「どういう思考回路だったらそんなことを考え付くんだ……?」
「へへっ、いいじゃんか」
そして恵さんは漫画を持ち、机で読み始めた。
「本当に意味が分からないんだが……イカれてるのか……?」
「イカれてるって失礼だなぁ~他の人と考えてる場所が違うってだけなんだ」
バカなことをしても平気でへらへらしている恵さんには負けたかもな……。
「さて、アイスを食べるか」
僕はバニラアイスを机で食べることにした。
「……バニラアイスね」
「バニラアイスだけど、どうしたんだ?」
「バニラアイス美味しいよね」
「そうだけど……本当にどうしたの?」
すると真顔で僕の方に向かってこう言ってきた。
「この本にヴァニラアイスが出てきているから気になっただけ」
「そうなんだ……」
そうして僕は恵さんからの圧に耐え切れず、アイスをバクバクと食べ、急いで僕の部屋に帰っていった。
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