39話 セミ
学校から帰る道にセミが落ちていた。
「……これは……爆弾なのか……?」
道端にセミが落ちている。
「これ、とぉったらだめ?」
「いや……これは死んでるのか……?それとも生きているのか……?」
(セミファイナルを起爆させない方法……それは足の見分けだ。一見文字だけを見れば変態のように思えるが実際はそんなやわじゃない。クマゼミは足が閉じていたら死んでいる、開いてたら生きている。このセミは足が中途半端で閉じている。もう死にかけと思うが……自然を舐めたらだめだ)
「これ……どうなんだろうな……」
僕はちょっとためらい、ゆっくりと横を通った。
(物音を立てずに……)
僕は先頭に立っていた、その時、セミが爆発した。
「ジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリ」
羽の音と急に鳴るセミの音、僕と鈴凛さんはもう驚きすぎて走っていた。
「ヒニャァァァァ」
「どうして鳴くんだよォォォ!?!?」
鈴凛さんは僕の背中をちょっと叩いていた。
「どうしたんだよ鈴凛さん!?」
「こわぃぃぃぃ」
そうして急いで家の中に飛び込んだ。
「おかえりー……どうしてそんな疲れてるのよ」
「セミが爆発した」
「そうなのね……楽しかったのね」
鈴凛さんが上に乗っている、動きたいけど動けない。
「鈴凛さん、早く家の中に入って……」
「ごめんごめん」
そうして僕は夏休みの宿題に取り掛かった。
(この量、3日でできるね)
だいたい教科書1冊の量を3日で終わらせると思った、だが鈴凛さんのサポートがあるからもっとかかりそうだな……どうして宿題あるんだろう。
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