32話 とけるような甘さ
無事に家に帰った僕と鈴凛さんはリビングで本を読んでいた。
「しかし、この眼鏡、傷はついたものの、見えるんだな」
「そぅなの?」
「うん、これなら眼鏡屋に行かなくてもいいかも」
「よかったね」
その時、恵さんが帰ってきた。
「ただいまー」
「ぉかか」
「鈴凛、ただいま」
「ぉかか」
「どうしたの?リビングに二人いて」
「ちょっと疲れちゃってね、今ゆっくり休憩してるんだ」
「へぇ……ホットミルク、飲む?」
「飲みたいね、一杯ちょうだい」
「わかった、なら牛乳を耐熱グラスに注いでっと」
恵さんはホットミルクを作っている、僕はその隙に鈴凛さんに絡みに行った。
「何を見てるの?」
「ん?どぅぶつ」
スマホの画面には猫が映っていた。
「あーかわいいねぇ」
「でしょー」
鈴凛さんは何故かむふーとしている、そしてホットミルクが出来上がり、僕は飲んだ。
「あんまいねぇ」
「おっ、それはよかった、牛乳と砂糖だけなんだよな……」
そして僕はホットミルクを飲んだ後、風呂に入った。
「風呂に入ってきまーす」
「わたしもー」
鈴凛さんが一緒に入ろうと走ってきた。
「こらこら、一人で入るんでしょ?幸くん」
「そうだね、だからごめん」
「そんなー(´・ω・`)」
そうして僕は一人で風呂に浸かった。
(しかし、鈴凛さんのアプローチが凄いな……)
僕はそう思いながら風呂に浸かっていた。だけど鈴凛さんのあの態度、もしかしてだけど、僕に惚れちゃってるのか?
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