27話 冷たい目
その後、クラス中の目線が冷たいように感じた。その時、鈴凛さんが僕の頬を叩いてきた。
「……ぁなたなんか、しらなぃ」
そう言って鈴凛さんはどこかに行った、その光景を見たクラスメイトは僕を笑いものにしていた。そして僕は落ちた眼鏡を拾った。
(……傷ついちゃったか)
眼鏡のレンズに傷がついてしまった。僕はその眼鏡をかけなかった。傷ついたら見えなくなるのだ。そして授業が始まり、あっという間に放課後になった。しかし、鈴凛さんはぷくーっとしているが、どうしたんだろう。
(今日は一人で帰るか)
僕は席を立ち、教室を出た。そして一人で駅に向かった。
「よっす、どうしたんだ?眼鏡を手に持ちながら立って、ほら、電車来たぞ」
多分この声……南条さんかな?
「あっ、電車行っちゃった」
「……朝の出来事、見てたの?」
「もちろん、振られる男ってあんな悲惨なんだね」
「そうかな、でも嫌われること、してないんだけど」
その時、鈴凛さんが後ろから現れた。
「私のこぅくんに何してるの?」
「おっと、鈴凛さんが来た……って私の幸くん!?」
「うん、私のこぅくん」
「あちゃ~DV彼女だったか」
「眼鏡、だぃじょぅぶ?」
「ちょっとレンズが傷ついたけど、大丈夫」
鈴凛さんは僕に眼鏡をかけてくれた。
「わぁお、恋人だねぇ」
「そう見えるのか?」
「だって……どういう関係なの?」
「一緒に住んでるんだ」
「わー」
鈴凛さんは僕の顔をぎゅっとハグしてきた。
「そうなのね、妹さん?」
「そこを話すと本当にややこしくなるから……」
そう言っている間に電車が来た。
「じゃ、僕は帰るよ」
「そうか、明日、学校で続き、聞かせてよ」
そうして僕と鈴凛さん、それと南条さんは帰り道に着いた。だけど、恋人は言い過ぎ。
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