25話 変態
僕は電車に揺られながら音楽を聴いていたら乗換駅に着いた。
「……鈴凛さん、降りますよ」
僕は鈴凛さんの肩をゆさゆさと揺さぶった、鈴凛さんは少しずつ目を開け、ゆっくりと立ち上がった。
「ほら、一緒に行こ」
「ぅん…」
僕と鈴凛さんは無事に乗り換え、そして無事に家に帰ってこれた。
「ただいまーって、誰もいないよね」
「おかえりーってデートしてきたのか?」
「デートって、行きたいって言ってきたからついて行っただけ」
「そう言ってもさ、繋いでる手、見てみ?」
僕は鈴凛さんを引っ張ってきた手を見た、僕の指の間に鈴凛さんの細い指が通っていた。
「……いいじゃんか、手をこんな風につないでても」
「男じゃないなぁ~幸くん、ちゃんとち〇〇ついてるのか?」
「ついてるよ……どうしたんですか、恵さん……怖い顔をして……」
すると恵さんが僕に向かって飛んできた、僕は急いで靴を脱いで廊下に立った。
「またんかぁい!」
「イカれてやがる恵さん!!!」
僕は鈴凛さんの方向を見た。
「ほけぇ~~」
「この光景鈴凛さんの目からだと普通なのかぁ!?!?」
「ちぇ、見ないけどさ、ただ単にからかっただけだ、すまんな」
そう言って恵さんはお茶を飲んだ。
「……風呂ぃってくる」
鈴凛さんは僕のシャツとズボンを持って風呂場に入って行った。
「……喉乾いたし、お茶でも飲もうかな」
僕は冷蔵庫の中を覗いた、冷凍食品や昨日の残りもの、そしてお茶が入っていた。
「お茶飲むねー」
恵さんはストレッチ道具を使っていた。
「いいよぉぉ~いててて」
僕はお茶をコップに注いだ。
「天王寺、面白かった」
「どこに行ってきてたの?」
「ゲームセンター、始めていったからさ、ドキドキしてたんだ」
「へぇ、始めてってのは、緊張したでしょ?」
「そうだね、緊張しまくったね」
そうして僕はご飯ができるまでリビングでゆったりとくつろいだ。
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