14話 甘酸っぱいイチゴ牛乳
僕たちは柏原駅から帰ることにした、いつも帰ってる駅だけれど今日は少しだけ様子が違った。
「何があったんだろう」
時間になっても電車が来ない。鈴凛さんが手を握ってくるが……どうかしたんだろうか?僕はホワイトボードに伝えたいことを書いた。
「どうしたの?」
「ちぇんしてる、事故で」
電光掲示板が見えない僕は鈴凛さんの言っていることを信用するしかなかった。
「心配?」
「うん」
そうして数十分が経ち、やっと電車が来た。
「これ、乗ろ」
「分かったよ、よっこいしょ」
僕はその電車に乗った。そしてアナウンスが鳴った。
「ご利用ありがとうございます。関西本線にて動物との接触事故が発生していまして関西本線、並びに大和路線のダイヤが乱れています、改めてお詫びします」
どうやら動物と接触してしまったらしい。それで電車が遅れたと……
「どしたー?」
「いいや、何でもない」
鈴凛さんは少し心配そうに僕の顔を見ていた。だけど僕と鈴凛さんの間には少しだけ間があった。間を詰めたいが、なぜかそれを許さない心があった。
「……どうしてなんだろう」
そして乗り換えの駅に着いた、そして乗り換えた、その間にジュースを二人分買った。
「これ、あげる」
僕はイチゴ牛乳を鈴凛さんにあげた、鈴凛さんはそのイチゴ牛乳をグビグビとおいしそうに飲んでいた。
(僕は普通のお茶だけど、こ~いお茶がいいんだよね)
そうして僕は電車に揺られながら数時間、やっと月ケ瀬口駅に着いた。
「やっと着いた……行こうか」
僕は鈴凛さんの手を持とうとした、だが先に鈴凛さんに手を持たれてしまった。
「ぇへへ」
そして僕はリードされるがまま駅を出て、家に帰ってきた。
「ただぃまー」
「おかえりーってキャー」
「どうしたんですか?」
「手……つないでる……」
「あっ……」
僕は手を見た、すると鈴凛さんは恥ずかしいのか手をすっと離した。
「……恥ずかしぃ」
そして鈴凛さんは自室に潜り込んでいった。
「あの子、シャイなのかな、でもどうして鈴凛と手をつないでたの?」
「目が悪いから道案内をしてもらってた」
「そうなのね……眼鏡、着けたら?」
「漬けたらハリポタって言われるかも」
「でも着けないと目が見えないよ?かわいい顔を見れないよ?」
「そうだけど……」
「よし、決めた、週末に眼鏡屋に行くよ!」
「いいって……」
「いいや、絶対行くんだ!」
そうして勝手に眼鏡をつけろと言われた。本当は嫌だけど。そして僕の部屋に入り、宿題をし始めた。
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