13話 災難な目にあったなぁ
授業が終わり、帰るとき、普通に六車くんが話しかけてきた。
「よぉ、大丈夫だったか?」
「うん……たぶん」
「骨とか折れてねぇよな」
「大丈夫」
「そうか、ならよかった、ガッハッハァ」
何故か六車くんは大声で笑っていた。
「どうして笑ってるの?」
「殴った相手とその恋人、停学処分になったらしいな」
「停学処分って……殴った相手はまだわかるけど、恋人は巻き添え事故じゃない?」
「そうだよな、だけどこの学校の校則には恋愛禁止っていう校則はないんだけどなぁ、恋愛したらいつか破滅するっていう呪いっていうか……ジンクスがあるんだよなぁ」
「それってどこから聞いたんだ?」
「俺も詳しくわからねーんだけどさ、その人もよくわからないって言ってたな」
「結局わからないじゃんか」
「そうだな……オカルト部に聞いてみたらわかるかもな!」
「オカルト部……ものすごい腐女子が居そうな感じだけど……」
「行ってみるか、オカルト部!」
そうして僕たちはオカルト部の部室に向かった。
「お邪魔するぜー」
「入部希望の新入生カナ!?」
「いいや、この学校にまつわるジンクスを聞きに来たんだ」
「そっかぁ、入る?」
「入らないけどさ……どんなのがあるの?」
「えー?まぁ教えてもいいけど……」
そうして本を取り出してきた。
「この学校のジンクスその1、この学校で恋愛をしたらいつか破滅する。この学校のジンクスその2、黒猫が横切ったら留年確定ってところかな」
「黒猫が横切ったら留年確定ってどういうことなのよ」
「黒猫って、不吉の象徴じゃん、だから」
「そんな根拠のないことで……猫可哀そうだな」
「そうかそうか、はい、入部届」
「入らないからね」
そう言ってオカルト部の部室から出ていった。
「いつでも入部待ってるよー!」
「ってポケットに入部届入れられてる!?」
「俺もだ……いつの間に入れたんだ……」
そして僕は教室で一人佇ずんでいた鈴凛さんを迎えに行った。
「おーい、帰るぞー」
「ヒャゥ……ァ……」
「帰ろ」
僕はあの保健の先生からもらったホワイトボードに書いた。
「ぅん、かぇろ」
そうして僕は鈴凛さんと一緒に帰った。
「ねぇ、からだぃたくなぃ?」
「大丈夫だよ、全然、ピンピンだよ!」
僕はその事をホワイトボードに書いた。
「よかった」
そう言う鈴凛さんの顔には優しさがいっぱい詰まっていた。
「……どしたー?」
「いや……何でもない」
僕の顔を見た鈴凛さんは少し笑った。どうしてここまでかわいいって思えてくるのかが……わからない。
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