11話 このダァボが!!!
いつものの場所に降ろしてもらって、僕は学校に向かった。
(こういう時は歌を歌おうかな)
僕は歌を歌った、その時、曲がり角から六車くんが出てきた。
「何だテメェ……って主席君じゃねーか!?」
「どうしてそんな驚いてるのかが謎なんだけど……どうした?」
「いつもこの反応をしてたらどんなことをするんだろうってな」
「僕を試してたの?」
「そうだぞ」
そして僕と六車くんは学校に向かった。周りの人から見ればもはやアッチ系の人に見えなくもない。
「しかし、鈴凛さんは何処に?」
「一応僕と鈴凛さんは一緒に暮らしていると言う事を悟られないように別々の場所に降ろしてもらってるんだ」
「車で来てんのか……」
「そうだぞ、敬え」
「どうして敬わないといけないんだ……って言うけど、京都だからな……」
そして学校にたどり着いた。僕は教室に入り、今日の用意を机の中に入れていった。
「しかし、あいつ、目が見えないのに主席なんだよ?カンニングしたに違いないよ」
教室のどこかからこんな声が聞こえてきた。僕は声を出した。
「どうやってカンニングをするんだ?」
「イヤホンでどうにかなるでしょ!」
「いちゃもんをつけてくるなぁ……めんどくせー」
僕は教室を出ようとした、だけれど教室の男子が僕の肩に手を置いた。
「おいテメェ、あいつに言われたこと、答えずに逃げるつもりか?」
「逃げる?これは戦略的撤退だ」
「戦略的撤退か、ならこれはどうだ!」
僕の顔がぐにゃぁとなった、どうやら顔面を殴られたらしい。
「ぐおぉぉ!?!?」
「へっ、このまま手足折ってやる……あ?」
僕の目の前には六車くんがいた。
「これはどういう事だぁ?」
「六車くん……」
「顔面がピカソのようになってるけど、こいつにやられたのか?俺馬鹿だからよぉ~やった人間わからないんだよなぁ」
「何だこの薄汚い昔のヤンキーは!!」
「今、何て言ったんだダァボが!」
そう言って六車くんは僕を殴ったやつの喉元を鷲掴みした。
「俺の友に何殴ってんだこのダァボがぁ!!!!」
「グボアァァァ!!!」
六車くんは僕を殴った奴をぶん投げ、僕の真上にある窓ガラスを突き抜けていった。すこしやりすぎかもしれない、いや、完全にやりすぎだと僕は思った。
「ありゃぁ、5mぐらい飛んだかなぁ」
その時、この騒ぎを聞きつけた先生が飛んできた。
「コラァ!窓ガラスを割って何してんだぁ!!!」
「俺の友が殴られてよぉ、その仕返しで窓にぶん投げてやったんだよなぁ、正当防衛だよぉ」
「窓ガラスを突き破って正当防衛は認められるか!後で生徒指導室に来なさい、あと吉田君は今すぐ保健室に行きなさい」
「はい……」
「しかし、5mは飛んだって言ってたな、本当に飛んでるぞあいつ」
僕は一人で立ち上がり、ふらふらと歩きだした。
「いてっ」
僕は壁にぶつかった、ものすごく痛かった。
「……1-B組の君、吉田君を保健室に連れて行きなさい、話はそこからだ」
「アイアイサー!大丈夫か!?」
そうして僕は六車くんの助けもあり、無事に?保健室にたどり着いた。
「ほな俺は生徒指導室に行ってくるぞ」
そして六車君は生徒指導室にルンルンで向かった。大丈夫かな……
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