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111話 裕福だった末路
そして翌日、僕と鈴凛さんは昨日の出来事のインパクトが強すぎて眠れていなかった。
「ねぇ、鈴凛さん、寝れた?」
「いや、ねれなかったよ」
僕は勢いよくベッドから飛び起きたが、鈴凛さんはいつまでたってもベッドから出てこなかった。
「うーん、どうしたものなのか」
でもどうして南条さんの家って金がいっぱいあるんだろう?
(確か両親は会社の社長って言ってたな……まさか中抜き?)
ちょっとだけ邪推な考えをしたがそれはないだろうと考えた。
(ならどうしてこんな金を渡してくるんだ?)
封筒には100万が入っているのを見るに月収は100万以上なのかと予想できる。
「まぁそんなことを考えても無駄だな」
僕は考えるのをやめ、とりあえずこのことを思い出さないように机の引き出しの奥にしまった。
「むぎゅー」
鈴凛さんは100万の使い道を悩んでいるようだった。
「どうしたらいいのぉ?」
そして僕は外に出て空気を吸った。
「うーん、心地よい風だけど……暑い」
どうしてここまで暑くなるのだと言いたくなるほどに暑い。どうしてなんだ?
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