101話 ベタベタの彼女
家に帰った後、鈴凛さんは半袖短パンという明らかに夏休みゲームの主人公のような姿で外に向かった。
「どうしたんだろう?」
僕は鈴凛さんについて行った、すると急に走り出した。
「……そういえば10月に体育祭するんだっけ、その練習なのかな」
鈴凛さんはもう体育祭に向けて練習をしているのかと思っていたがただ単に体力をつけたいだけなのかもしれない。
(僕も一緒に走ろうかな)
僕は軽く走ろうと服を着替えた、そして町を軽く走ったが、鈴凛さんが後ろからスパスパと抜いてきていた。
「……これ全力ダッシュなのか?」
僕は町中を3周しただけでばてた。
「この町、一周何キロあるんだよ」
僕はスマホで調べた、すると2キロぐらいあるらしい。
「2キロを鈴凛さんはダッシュで走ってるの!?」
(鈴凛さん……体が細いのに結構体力あるんだね)
そして僕は家に帰り、ゆっくりとお茶を飲んでいると汗だくの鈴凛さんが帰ってきた。
「どうして幸くんが走ってたの?」
鈴凛さんの服を見るとうっすらと服が透けていた。
「……それよりさ……服、着替えて来なよ」
「嫌だ」
すると僕にくっついた。
「どうして僕にくっつくのかな」
「だってさ、恋人はどんな状態でも愛し合うってさ」
「そうなの?」
「もう……どういう事なんだよ」
僕は呆れながら鈴凛さんに言った。
「服、透けてる」
「え?」
その言葉に鈴凛さんは止まった、そして急いで部屋に戻っていった。恥ずかしかったんだね。
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