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祈り

作者: 杉将

 魂が二つに裂かれ、あったものがなかったように語られ、この教会のステンドガラスは、今はそれを通して赤い光を僕に見せる。祈る。その時、僕は一人で、何かを言うことが恥ずかしく、僕は黙って、それはどれほどの時か分からぬ経過の中で、僕の祈りは今はもう向こう側にあり、こちらにいる僕は、もう言うことをもたない。ここを出る時、僕は一度振り返る。見える光は赤だったその光は、今は黄色にも青色にも見え、まだ僕に言うべきことがあるかのような、そんな気がして、ならない。

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