『深夜徘徊』他二篇
お久し振りです。
これらの詩のテーマは『都市』です。
『満々道』
錯綜した道
微睡む小径
傲慢な大路
蔓延る未知
『惑い窓』
街に溢れる窓は趣深い
大きな窓、小さな窓
綺麗な窓、汚れた窓
幸せな窓、不吉な窓
個性を殺す高層ビルの窓
忘れられない一軒家の窓
家に帰ると窓がある
家の外にも窓がある
僕の周りも窓はある
全ての窓はそれぞれの歴史を写し
それぞれの人生を知っている
窓の数だけ物語にがあり
安堵や苦労そして関係がある
都会を訪れると
狂いそうな程に数多ある窓に
僕は怖気づき
砂漠から救いを求める様に妄想する
電車の窓から都市を眺めて
この詩を綴る
窓に惑う、戸惑い窓
『深夜徘徊』
途方もない事を考える
それはこの世で唯一
生きとし生ける物が
平等に経験するものだから
素晴らしいものだとも云える
でも経験した者はいない
それがどれだけ惨く悍しくとも
私達にはまだ知らないし
多分、知れない
知っても知れない
それでも尚
君は希望を口にできるのか
笑顔で朝を迎えられるのか
ありがとうございました。
最近凄く眠たい語り手です。テストが終わったので本でも読もうかと思うのですが、毎度睡眠欲が勝ってしまってます。秋ですね。週末課題を今日中に終わらせて明日は一日読書と音楽に使おうかな。