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第2話 勇者、専属メイドになる

続けて書くと長くなりそうだったので分割した2話目です。

それでは、1話目の続きをどうぞ

魔王が退出してからきっちり30分後……

彼が本を読みながら、二人が来るのを待っていると、ようやく術式の施しが終わったのか、地下牢へと続く道からレイとオーラムの話し声が聞こえてくる。




「うぅ……もうお嫁にはいけない……」

「たかが裸を見られ触られた程度で何を言っているのです…」

「それだけでも十分酷いよ!?それになんでこの服なんかを…」

「…やっと終わったか……」

「!おい魔王!!お前、これはどういうことなんだ!!」

「…何がだ?」

「何がだ?じゃない!なんでボクに"メイド服"を渡したんだ!」


魔王の声を聞いたレイが即座に反応すると、ドタドタと走りながら彼に掴み掛かり、服について尋ねる。

……現在彼女は、王族が住まう城で見かけるような、一般的なメイド服に身を包んでおり(ただし手錠のようなものも一緒につけられている)、中立的な顔立ちの彼女でも何処と無く女性らしさを感じさせている……

しかし彼女には何故メイド服をチョイスしたのかと疑問しかなかったのか、魔王に食って掛かる。

だが、魔王にとっては予想外の反応だったのか、キョトンとした顔で彼女に告げる。


「?気に入らないのか?」

「気に入らないってことじゃあない!なんでメイド服を渡したんだよ!!とボクの装備はどこにやった!!?」

「あぁ、あのキングクリスタルでできたやつか……中々レアなものなので、我の部屋にコレクションしている」

「人の私物をコレクションするな!というかなんでメイド服なんだ!」

「それに関しては、貴様には我の専属の付人になってもらおうと思ってな。それにふさわしいものを渡したのだ」

「…は?」


突然自分の付人にすると言い出す魔王……当然それを聞いたレイは間の抜けたような声を出す。

そして数秒沈黙したあと、恐る恐る彼に先程の言動について詳しく聞いてみる。


「……ねぇ、今、なんて……?専属の付人?ボクが??誰の???」

「我のだ」

「いやちょっと待って!?ボクがお前の付人!?しかも専属!!?頭おかしいの!?ボク勇者だよ!!?勇者が魔王専属の付人ってどういうことなんだよ!」


頭の中の処理が追い付いていないのか、レイは頭を押さえながらどういうことだと喚き散らす。

それに関してはオーラムも気持ちがわかるのか、彼女に同情するように頷いている……

しかし、彼女を付人にすると言った張本人に関しては特になんとも思ってないのか、彼女を付人にしようとしたのかと言う理由を述べ始める。


「特に深い意味などはないが……単にこのまま貴様を生かすのはどうかと考えてな……それでとりあえず、我専属の付人にと」

「とりあえずでお前の身の回りの世話するってどういうことなんだよ!?さっきも言ったけど、ボク勇者だよ!?そしてお前魔王なんだよ!?本来なら敵対関係だろ!!?」

「だが貴様は数時間前に我に負けたではないか」

「うぐっ……そ、それを言われると……というか、お前がさっき言ってたチャンスって……これのことなの…?」

「それはあくまで"オマケ"だ。ある意味貴様が喜ぶような環境としては最適だからな」

「?それってどういう…」

「…あの、魔王様。そろそろ城内を一通り見せておくべきかと……」


彼の言葉にどういうことか疑問に思っていると、オーラムがレイに城中を一通り見せるべきだと告げてくる。

それを聞いた魔王が「それもそうだな」と呟くと、レイに付いてこいと告げながら、一人先に歩き出す。

それと同時にオーラムも彼に付いていくように歩き始める……それを見たレイは一瞬だけ今なら逃げ出せるかと考えるも、腕に手錠をされてる状態では逃げ出すのも困難だと考え直し、仕方なく彼らの後を追っていった。




~~~




城の中の案内を始めてから15分後……

予想外の広さに、レイは疲れたと言いながら辺りを見回していた。


「…ねぇ…歩き疲れたんだけど……どれだけ広いの、この城は」

「かなりの広さではあるな。そのため城の中に各所へ転移できる魔方陣を設置してはあるが、貴様はまだ正式にこの城の魔方陣に登録されてないからな、使うことができん」

「あー……そういえば攻め込んだときも見かけたな~……乗っても作動しないからなんだろうってずっと思ってたけど、そういう仕組みだったのか……めんどくさい…」

「…そこが食事の間だ。我を含めこの城に住まう者たち全員がそこで食事をとることになる。そして向こうが女中たちの寝床だ……が、貴様は我の部屋の近くに特別に部屋を設けているから、あまり世話になることはないな……それから向こうの通路の左側が武器庫、向かい側にある部屋が道具や食材を置く部屋だ」

(魔王直々に内部の各部屋について説明されるって………ボクが逃げ出した時のことを考えてないんだろうか……)


何故かオーラムではなく魔王自らが城の各部屋について説明している姿を見て、レイは複雑な気持ちになる。

しかし、裏を返せばいざ逃げ出すことに成功したときは、次に攻め込んだ時に部屋を上手く利用できる可能性もある……

その為彼女は複雑な気持ちを押さえながら、念入りに話を聞き続ける。


……それからさらに数十分経ち、最上階となる5階までようやく辿り着く。

広い城の中を休憩なしで歩き続けたレイは軽く息を切らしており、しんどそうに呟く。


「や、やっとここまで辿り着いた……」

「ここが最上階……基本的に以外は先程説明したように、3階と4階は部下たちの部屋として使われているため、我とオーラム以外はここにいることは殆どないな。部下たちがここに来るとしたら、貴様が我と対峙したあの大広間か、もしくは……、………」

「…?急に黙り込んでどうし……」

「「---オラァ!」」




突然説明を止めて黙り出した魔王にどうしたのかと尋ねようとした瞬間、物陰から何者かが飛び出してくる……

そして飛び出してきたその存在---二匹の犬のような人型の生き物"コボルト"は、それぞれ鋭い槍のようなものを手に持ちながら襲い掛かってくる。

………【何故か魔王の方を狙って】……


「魔王様!覚悟しやがれぇ!!」

(なっ!?コ、コボルトが魔王に攻撃しようとしてる!?いったいどういう……)

「…はぁ……もう少し静かに襲いかかろうとは思わないのか、お前たちは……」

「えっ、ちょ……おわぁぁぁぁ!?ガハッ!」

「あ、兄者あにじゃァァァァ!?あ、自分もやば……げぶらぁ!?」

(……れ、冷静にあしらっている………あいつ、なんで自分が襲われたのに、なんで動揺しないんだ……!?)


何故か魔王に向かって攻撃を仕掛けているコボルト二匹を見て、レイは訳もわからず動揺する。

しかし動揺している間にも魔王は、彼に襲いかかってきたコボルトたちをいとも簡単にあしらっており、さらには全く動じてない様子で、レイの頭の中は軽く混雑していた。

その一方で、先程兄者と呼ばれていた、頭に赤いバンダナをしたコボルトがゆっくりと立ち上がり(先程あしらわれた時にかなりダメージを受けたのか既にボロボロである)、何故かわなわなと震える。

それを見たもう一匹のコボルト(こちらも同じようにボロボロになっている)は赤バンダナのコボルトにどうしたのか尋ねる。


「…お……お……」

「ぐ、ぅぅ……兄者……どうしたんです……?ま、まさか……」

「……あ、新しい"魔法"を覚えたぞぉぉぉぉぉ!!」

「ぃやったぁぁぁぁぁぁぁ!!早速魔王様に向けて試してくだせぇ!」

「バカ野郎!今覚えた魔法は正面から使っても意味ねぇ!つか、今日はもう流石に体が持たんから引くぞ!」

「は、はいです兄者!!」


何やら大声で騒ぎあっているコボルトたちだが、撤退するのか立ち上がると、スタコラさっさと逃げ出し始める。

その際赤バンダナのコボルトが捨て台詞を吐き、彼らが見えなくなった後、レイはポカンとしながらなんだったのかと呟いていた。


「魔王様!次こそは必ず、我らコボルトブラザーズXXダブルエックスが魔王様の命を頂くからな!覚えていろよぉぉぉぉぉ!!」

「……な、なんだったんだ、今のは……」

「あいつら、前はコボルトブラザーズact.4とか名乗ってなかったか…?」

「いやそれは関係ないだろ!というか説明しろ!あいつらお前の部下なんだろ!?なんでお前の命を狙ってきたんだ!?」

「む、そうだな……丁度いい見本が来たからな、これでようやく話せるか……その前に我の部屋まで行くぞ」


と、我に帰ったレイが魔王に先程の出来事について問い詰める。

それに対し魔王もそろそろ頃合いかと思ったのか、詳しくは魔王の部屋でという話になった。




~~~




そして現在、魔王の部屋………

彼の部屋へ向かうほんの数分の道中の間に、先程のコボルトたち同様、スライムやゴブリンなどが何故か魔王の命を狙うという展開に遭遇し、レイにとって余計にどういうことなのかという疑問が募っていた。

そして魔王の部屋まで辿り着き、中に入ると、魔王からそこのテーブルの前に座れと言われ、言う通りに座る。


(なんか普通に魔王の自室に入っちゃった……)

「オーラム、すまんが紅茶を入れてきてくれ」

「御意」

「…さて、勇者よ。貴様はさっきの事についてどういうことだと聞いてきたな」

「あぁ……あの魔物たちはお前の部下なんだよね?反乱でも起こしてるの?」

「まぁ、強ち間違いではないが……それに関しては、我がそうしてくるように仕向けたのだ」

「…は?」


魔王の説明に、レイは本日何度目かの疑問にぶち当たる。

対して魔王はそんな彼女にお構いなしに、オーラムが注いできた紅茶を飲みながら、再度話を続ける。


「……我の目的には、あまりにも賛同しないやつが多すぎるのでな……それにここ最近は、その目的のために兵を温存させるのもあって、魔物たちに好き勝手暴れさせないように指示を出している。しかしその行動制限が余程魔物たちに不服だったのもあり、我を恨んでいる者たちが多くてな」

「それは自業自得なんじゃ…」

「まぁ、そうかもしれんな……だが、人間を食らうやつらはともかく、ただ単に殺戮をしたい連中もいる。そういうやつらが一番戦力を削る要因になるからな。しかし先程述べたように、我が恨まれるほど鬱憤が溜まっているのは確かだ……そこで我が提案したのだ………【我を殺したものは、我の持つ力をすべて与えよう】……とな」

「…ちょっと待って。つまりお前の部下たちがお前に襲いかかっていた理由って……」

「我の提案に乗ったからだ。我を倒せば、実質次の魔王になれる。つまり自分の思うままに、好き勝手できるようになるし、他の魔物たちを従わせることもできる……それを理解した故に、自分が新たな魔王になろうと、我に群がってきてるのだ」

「バカじゃないの!?わざわざ自分の部下に命を狙わせるって自殺志願者なの!!?」

「殺されたら自殺ではなく殺害なのではないか?」

「そういう意味じゃないよ!」


彼が提案したものがあまりにも理解しがたいものだったのを知り、レイは堪らず叫びまくる。

しかし魔王は落ち着けと彼女を宥めながら、再度話を続けていた。


「少しは落ち着け。我も別に考えなしではない……この世界には、"経験値"という不思議な概念があるのは、貴様も知っているだろう」

「当たり前だよ。魔物と戦ったりしていると、いつの間にか溜まっている概念でしょ?」


魔王の言葉に、レイは自慢げに答える。

……この世界には、いつの頃か自然と生まれたり、知られ始めた存在や概念などがある……

その中の1つに、経験値と呼ばれる、この世界に魔法という概念が生まれたときから共に存在されるといわれる概念が存在している。

その原理は不明だが、基本的に大きく体を動かした時……特に何かと戦った時にいつの間にか溜まっていき、それが溜まりに溜まると、何故か魔法を覚えたり、あり得ないほど力が増幅したりする事がある。

呼び名に関しては経験を積むと溜まっていき、一定の値に達したときにその溜まったエネルギーのようなものが一気に作用するとされてるために付けられたらしいが、実際のところ詳しい原理は未だに解明されていないとのことだ。

それに関しては世界共通で知られており、魔王は流石に知っているかと呟く。


「さすがにそこまでは知っているか」

「ねぇ、ボクのことをなんだと思ってるんだ…?」

「経験値に関しては、生きてさえいれば戦いでどんなに大ケガを負っても蓄積される……そして強大な力を持つものと退治した時は、より膨大な経験値を得ることができると言われている……そして我は、どの魔物たちよりも強大な力を持つ……それの意味が分かるか?」

「!まさか、自分が相手になることで……」

「そうだ、その経験値を部下たちに溜めさせているのだ。そうすれば、兵の力を高めさせることもできるからな」


魔王が自身の命を狙わせている理由を知り、レイは驚くと同時に察する。

……彼ほどの強大な力を持つものから経験値を得られるとした場合、恐らく相当なものとなる……故に能力が急激に増強されるということだ。

つまり単純に言えば、彼の命を狙った魔物は返り討ちにされても、一通りの経験値が溜まり、勝手に強くなっていくということだ。

今はまだ大丈夫かもしれないが、いずれ十分な実力を身に付けた魔物たちがその辺の町などに襲いかかられたら、余程の実力を持つ者がない限り簡単に攻め落とされる可能性がある。

それを理解した彼女は冷や汗をかきながら、彼がそこまで考えていたのに驚きを隠せずにいた。


(ま、まさか、そんなことまで考えてたなんて……こいつ………冗談抜きに強い……!)

「…………っては……」

「…?何か言った……?」

「……なんでもない。それよりも勇者よ、数時間前に貴様にチャンスを与えると言ったであろう」

「え、あ、うん……一体どんなチャンスを与えるんだ……!(こいつのことだ……さっきみたいに裏がある可能性もある…)」


ふと、魔王が何かを呟いたように聞こえたが、それを逸らされ、地下牢で話していたチャンスの事を口に出す。

それに対しレイは罠の可能性もあることを踏まえ、警戒しながら彼に尋ねる……


「…ここまでの話でわかると思ったが、教えてやる……貴様に与えるチャンスは……」

---バキィン!!

「………!」


突然、金属が砕けるような音が聞こえると同時に、彼女は腕が軽くなるのを感じる。

何が起きたのかと思い腕を見てみると、彼女につけられていた手錠が、いつの間にか粉々に壊れていた。

それに彼女が軽く驚いていると、魔王が続けて口を開く……


「---貴様にも、我を殺しに掛かれる権利をやろう」

「…なっ……!?」


彼の言葉にレイはこれまで以上に驚く。

それはそうだ……ただでさえ彼女は囚われの身………それなのにそんな彼女に自身の命を狙わせると言ったのだ。

いくらなんでも考えがおかしいと思い、レイは魔王に再び問い詰める。


「ど、どういうことだ!?お前はボクを利用するんじゃなかったのか!?」

「利用はする……が、貴様をあのまま何もさせずにいたら、術式を掛けているとはいえ無理矢理にでも自殺するだろうからな……そういう意味では、貴様にとって我はストレス発散の格好の的であろう?」

「お、お前…ボクをなんだと…」

「何より、貴様は元々、我を討伐しに来たのであろう?ならば好都合ではないか……【我の側で】、【いつでも】殺しにかかれるのだからな」

「!ま、まさかボクを、お前の付人にした理由って…」

「貴様が今考えている通りだ」


魔王の言葉の意味を理解したレイは、目を見開きながら彼を見る。

……もしこのチャンスを受け入れた場合、レイは魔王の命を狙うことができる。

しかもオマケとはいえ、彼の専属の付人として傍にいることができる……故に他の魔物たちよりも、より魔王を殺す機会が増えるのだ。

確かにこの条件ならば、いつでも命を狙え、しかも余程運が悪くない限り彼女は1年という期限まで殺されることはない……明らかに大きいメリットは彼女の方にある。

……だが、彼女はあまりにもそれが舐められていると感じ、怒りの声をあげる。


「ふ、ふざけるな!どこまでボクを舐めているんだ!!」

「ならば我が与えるチャンス、受け入れぬか?今ここで再びそのチャンスを手放せば、また地下牢へと逆戻りだぞ」

「ッ!」

「それに貴様、地下牢で聞いたときは泣きながらチャンスを貰う方を選択していたであろう……その涙が何に対してなのか知らぬが、貴様は得ようとしたチャンスをつまらぬプライドで手放すということは、底が知れる覚悟しか出来てなかったということだ」

「ぐ、ぅ…!」

「それに何より、貴様のそのつまらぬプライドで我を殺す機会を手放すということは、貴様を応援していたであろう人間共を裏切るのも同然だ」


魔王から放たれる容赦のない言葉に、レイは唇を強く噛み締める。

しかし、彼の言うことは紛れもない事実……地下牢で決めた覚悟を、そして彼女に希望を託した人々の思いを、自身のプライドで打ち砕いてしまっているのだ……

ここでチャンスを逃してしまったら、それこそ人々の思いを踏みにじることになる……

そして何より、あの時、魔王にただ殺されていった仲間たちを見届けることしかできなかった、自身の思いすらも無駄になる……

確かに魔王との戦いに破れ、捕らえられたにも関わらず、チャンスという名の【情け】を与えられるのは、誰だって心から怒りが湧くだろう……だが、それが情けであろうと、魔王を倒すきっかけを自ら手放せば、勇者としての、彼女へ託された思いがすべて、無駄になるのだ。


それが彼女への原動力になったのであろう……レイは再び決心を固め、魔王の提案を受け入れる……強い殺気を放ちながら……




「---分かった……お前のチャンス、今度こそ受け取ってやる……!そしてお前を……絶対に殺す………!」

「……邪魔なプライドを捨ててチャンスを掴み取る…その志に、敬意は表してやる。精々頑張ることだな」


魔王はニヤリと笑いながら、彼女の方を見る。

そしてレイも、同じように魔王の方を見る。

………その目に【使命】や【怒り】、【憎しみ】など、様々な思いを込めさせて……




こうして彼女の………勇者レイの、魔王の命を狙う物語が今、幕を開ける……

ここまでお読みになっていただき、ありがとうございます。

今回の話ではまだコメディー要素よりシリアス要素の方が強いですが、次回から少しずつ、コメディー要素を増やしていくつもりです。

感想などありましたら、1話目と纏めてお書きください。お待ちしております。

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