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第六夜 パロディウスだ!

一つ、ゲームの話でもしようか。



ゲーマーを名乗る皆様でも、鬼門と呼べるジャンル、必ず一つ以上はあると思います。例えばアクションゲームはどうしても駄目、例えばRPGの謎解きについていけない……。

筆者の場合、RPGとアドベンチャーゲーム以外は全て鬼門と言っても良いですがその中でもシューティングゲームは特に鬼門です。何しろ大量の敵と弾に反応しきれない!

でも、そんな筆者でもクリア出来たシューティングゲームがあるんです。

それが、今回取り上げる「パロディウスだ!」です。


「パロディウスだ!」は、元はアーケードで発表されたシューティングゲームです。シューティングゲーマー、略してシューターの間では知らぬ者のいない超有名シリーズ、グラディウスを販売元であるコナミがセルフパロディしたのがこのパロディウスシリーズ。「パロディウスだ!」はその二作目に当たります。

このゲーム、当時は色んな任天堂ハードに移植されました。筆者がプレイしたのはゲームボーイ版になります。なので今回の話はゲームボーイ版限定のものとなるのをご了承下さい。

まずありがたかったのは、難易度設定が出来る事。ステージギミックそのものには変化はありませんが、イージーモードにすると敵の量や弾の速度が目に見えて減少します。それでも最初は死にまくりましたが。

次に、ステージギミックが楽しく、飽きにくい。お菓子面のプチプチなんかは、ずーっと潰していたい衝動に駆られましたね。パチンコ面も、難しい代わりにパワーアップカプセルがざくざく出るので死んでも楽しんで進めたり。

そして何より、自機が強い!筆者が好んで使っていたのはツインビー(別シリーズの主人公機)だったのですが、こいつの攻撃範囲がとにかく広く火力も高い。何も考えずボタン連打しているだけでも、大概の雑魚は殲滅してくれます。詳細は後述しますが、オートパワーアップ状態でこの攻撃範囲と火力なのもありがたい。他の自機はここまで両立してくれませんから。

そんな様々な要素が合わさり、ゲームボーイ版「パロディウスだ!」はシューティング下手の筆者でも何とかエンディングまで辿り着く事の出来る唯一のゲームとなったのでした。と言っても、ノーマル以上では未だにクリア出来ていないのですが。最終面まではいけるんですがね……。


さて先程、パワーアップ方式について少し触れました。実はこのゲームのパワーアップ方式にはオートとマニュアルがございまして、オートは決められた装備を決められた順番で取得していき、マニュアルは好きな順番で好きな装備を取得出来るようになっています。中にはマニュアルにしないと取得出来ない装備などもあり、戦略の幅を広げてくれます。

こう書くといい事ずくめのように思えるマニュアルですが、勿論そんな上手い話はありません。マニュアルでしか取得出来ない装備の中にはいわゆる『ハズレ』も混じっておりまして、うっかり取得したが最後、どんなにパワーアップしていても一瞬で初期状態に戻されるというペナルティが待っているのです。

ならばそれさえ取らなければいいだけの話に思えますが、そうは問屋が卸しません。マニュアルモードで出現するパワーアップカプセルの中には普通のパワーアップカプセルと全く同じ形のルーレットカプセルが混じっておりまして、取ってしまうとルーレットで当たった装備を強制的に取らされると言うギャンブルをする羽目になるのです。

一応目押しは効くので、動体視力に自信がある方ならば好きな装備を取る事も可能です。しかしこのルーレットカプセル最大の罠は『例えその時点で自分が最高と思う装備をしていても、必ず他の装備を選ばなければならない』という点なのです。

例えば、スピードが最高速だと速すぎて動かしづらいからその一歩手前に留めておきたい時。例えば、二者択一でどちらかしか取れない装備を手放したくない時。そんな時はこのルーレットカプセルが、最大のお邪魔虫になります。

このゲームでは、『既に限界まで持っている装備の再取得』は出来ません。嫌でも、欲しくもない装備を選択するしかないのです。しかもそこで、間違えてハズレを引いてしまったら……。

そんな訳で、そのようなリスクを背負わずともオートモードで充分強いツインビーが我が不動の愛機となったのでした。もっとも他の自機も、オートモードの方が使いやすいのがご愛嬌、なんですが。



とりあえず、今回はこれにて。

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