第六十三夜 パズルボーイ
一つ、ゲームの話でもしようか。
パズルゲームと一口に言っても、色んな種類がございます。ド派手な対戦型パズルゲームもあれば、一人で時間をかけてじっくり取り組む思考系パズルゲームも存在します。
本エッセイでも今まで様々なパズルゲームを取り扱い、紹介してきました。今回はそんなパズルゲームのうち、シンプルかつマイナーなものをご紹介したいと思います。
そのタイトルの名は「パズルボーイ」。皆様、頭を柔らかくしてご覧下さい。
本作はゲームボーイ初期、アトラスよりゲームボーイにて発売されたパズルゲームです。情報補填の為にウィキペディアを参照したところ、本作がアトラス名義で出された初のソフトだという事です。
これぞ、人に歴史ありという奴ですね。人ではなく会社ですが。
ストーリーらしいストーリーはなく、プレイヤーは自機を操り用意されたパズルをひたすら解いていく事になります。以下に、そのルールをご説明します。
まず本作の基本となる、操作方法からご紹介させて頂きます。パズルが始まると、まず自機を十字キーで動かす事になります。
他に使うボタンはスタートボタンでメニュー呼び出し、セレクトボタンで操作キャラのチェンジとなりABボタンは使用しません。このように操作は、大変シンプルな作りとなっております。
パズル画面には自機の他、石、回転パネル、穴がそれぞれ設置されています。パズルによっては自機の他にもキャラがおり、セレクトボタンで操作を切り替えながらパズルを解いていく事になります。
まず石は必ず四角形で出来ており、押す事は出来ますが引く事は出来ません。石のある場所は当然通る事が出来ず、それ以上移動させられないところにつっかえてしまうと進行の邪魔となってしまいます。
回転パネルは、軸以外の部分を押すと押した方向にくるりと回転します。種類は棒型、くの字型、十字型があり邪魔になる場所に石を置いてしまうと回転が出来なくなります。
穴は様々な形があり、当然通る事が出来ません。ここに石を落とす事で床になり、その場所は通行が出来るようになります。
これら設置物を上手く動かし、ゴールを目指すのが基本ルールです。どれも一筋縄ではいかないパズルばかりなので、脳みそをフル回転させて問題に挑みましょう。
呼び出したメニューでは、三つの項目が選べます。その効果は以下の通りとなります。
『やりなおす』は、文字通りそのパズルを初期状態まで一気に巻き戻します。何度でも使えますが、そこまでの手数はリセットされません。
『メニューにもどる』はパズルの設定を最初からやり直します。実質諦めると同じ項目ですね。
『もどる』はパズルの状態を、一手前へと戻します。間違えて石を押しすぎてしまった時などに使うと便利ですが、回数制限があります。
本作ではパズルに行き詰まる場面も多々出てくると思うので、これら項目にはお世話になる事でしょう。これ以上どうにも出来そうにない時は思い切って巻き戻し、また最初から試行錯誤を重ねるのも大事です。
本作のモードは、全三十問のパズルを一問ずつ解いていく『ひとりでちょうせん』、自分で決めた数のミニパズルを連続で解いていきその合計タイムを競う『ひとりでトライアル』、『ひとりでトライアル』を二人同時に行い合計タイムの短い方が勝者となる『ふたりでトライアル』の三つに分かれています。『ひとりでトライアル』と『ふたりでトライアル』は纏めてご説明するとして、まずは『ひとりでちょうせん』モードからご説明しようと思います。
『ひとりでちょうせん』モードでは最初にどのパズルからトライするかを選んで、クリア毎に次のパズルに挑戦するか選ぶ形となります。一問クリアするとかかったタイムと費やした手数が表示され、いかに短いタイム、少ない手数でクリアするかという挑戦意欲を沸き立たせてくれます。
難易度は『かんたん』『ふつう』『むずかしい』の三つに分かれており、各十問ずつの問題が用意されています。各難易度の十問目をクリアするとその難易度を制覇した事になり、次の難易度に進むようになっています。
次に『ひとりでトライアル』『ふたりでトライアル』ですが、ここでも最初に『かんたん』『ふつう』『むずかしい』の三つのコースのうちどれかを選択します。次に各コースを何問連続で遊ぶかを決め、全問終了までにかかった合計タイムを競う事となります。
問題数は1から99まで選べますが……出題パターンの決められたパズルを何問も何問も解いてたら自分が飽きるだけなので、選択数は程々に。ちなみに筆者も『かんたん』コース連続99問とかやった事がありますが、言わずもがな途中で見事に飽きました。
トライアル挑戦中は一つのパズルにかかったタイムと合計でかかったタイムの両方が表示され、現在のタイムが解りやすくなっています。最終タイムは電源を切らない限り記録されるので、十問くらいのトライアルを皆で交代しながらやると盛り上がるのではないかと個人的には思います。
最後に本作では視点の変更が出来、真上から見下ろすか少し斜めになって見下ろすかを選択出来ます。難易度は一切変わらないので、気分の問題だと思います。
斜め視点を選んだ場合、自機の足が見えるのがそこはかとなくシュールです。自機もきちんとしたキャラクターなんだなあと、そんな事をふと思ってみたり。
単純だけど難しい、そんなパズルゲームの基本が詰まっている本作。頭の回転に自信がある方は、是非トライしてみては如何でしょうか?
とりあえず、今回はこれにて。




