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第二百七夜 超魔法大陸WOZZ

一つ、ゲームの話でもしようか。



えー、今回のご紹介は……スーパーファミコンソフトです。やってしまった。危惧していた通り、紹介漏れソフトが出てきてしまった。

しかしそれも無理はない。と言うのも、発掘したのはいいものの肝心のゲーム内容をラストの方しか覚えてない。おまけにドマイナーなので、ネットに紹介記事もろくにない……。

つまりこの物凄くふわっとした記憶だけを頼りに、本文を書かないといけない訳です。……このままなかった事にした方がマシじゃね?

しかし一応一通りのクリアはしているこのゲーム、無視をしてしまうのは主義に反する。という訳で頑張って記憶を捻り出します。ホントにふわっとしてるけどな!

そんな訳で、今回ご紹介するゲームはこちら。「超魔法大陸WOZZ」です。


本作はスーパーファミコン中期、BPSよりスーパーファミコンにて発売されたRPGです。開発はあの「天外魔境」「サクラ大戦」を開発したレッドカンパニー、キャラクターデザインには後に「学級王ヤマザキ」「コロッケ!」などのヒット作を生み出す事になる漫画家、樫本学ヴ氏を起用、更に当時発売されていたゲーム雑誌「ゲームオン!」で大々的に取り扱うなど、マイナーゲーとは思えない気合の入った売り出し方をされていました。でもマイナーゲー。

以下はストーリー。生まれながらにして魔法を操る力を持つ、複数の種族が共存する世界ウォズ。そのウォズに今、最大の危機が訪れていた。ウォズに住む種族の一つ、悪魔族の一人バラムがウォズでは禁忌とされている次元移動を行い、強大な力を手に入れたのだ。バラムは瞬く間に悪魔族を支配し王となると、それだけでは飽き足らずウォズ全土を支配すべく他の種族の国へと攻め込み始めた。ウォズに住む種族の一つ、精霊族の長サリバンは、バラムに対抗する為一族に伝わる勇者召喚の儀式を実行。しかし召喚されたのは、まだ年端もいかぬ子供達だった。別の次元――地球より召喚されたのは、アーチェリージュニア部門チャンピオンのアメリカ人の少年ショット、子供ながらに優秀な発明家である日本人の少女レオナ、その身に強い超能力の素質を持つ中国人の少年チュンの三人。地球に帰せと詰め寄る三人にサリバンは『バラムを倒せば元の次元に戻れる』と持ち掛け、三人は渋々打倒バラムの旅に出る事になるが……。果たして三人はバラムを倒し、無事地球へと帰還する事が出来るのだろうか――? といった感じになっています。

例によって記憶はあやふや、種族名も適当。ぶっちゃけ種族名妖精族しか覚えてない。

しかし主人公が地球から異世界に召喚される作品は数多いですが、ここまで多国籍なのはそうそうないと思います。というか大半が日本人オンリー。


ゲームを開始すると、まずは三人の主人公の中から誰をメインキャラにするかを選ぶ事になります。それによるストーリーの変更はありませんが、イベントで三人が別行動を取る事になった時に誰視点で進むかが変わるようになっています。

三人の性能は以下の通り。これに任意で選べるもう一人のメンバーを加えた四人で、基本は戦う事になります。


ショットは攻撃力の高い戦士系キャラでありながら、武器は弓固定という珍しいキャラクター。レベルが上がると様々な技を覚え、より強力な攻撃が可能になります。三人の中では唯一、移動中に使える特技がないキャラ。

レオナは攻撃力はそこそこですが戦闘中に使える特技がなく、代わりに移動中に使える特技は豊富という縁の下の力持ち的キャラ。彼女の特技『発明』はレシピを元にアイテムやサポートメカを作り出し、『研究』は発明に必要なレシピを生み出す事が出来ます。レシピはストーリー進行で得る事も可能。

チュンはイベントを経る事で、様々な魔法を習得していきます。一度習得した魔法は、レベルが上がっていくと自動的にグレードアップしていくようになります。ちなみに物理攻撃の方法は素手。流石カンフーの国出身。


多分これで間違いはない筈……色々と定番を外してくる辺りは、流石のレッドカンパニー。

ちなみに四人目に加えられるキャラはストーリーが進む毎に増えていき(逆に外れるキャラも一人いますが)、そのうちの一人マディストが作ってくれたいわゆる携帯電話的なアイテムでいつでも呼び出せます。かの「ファイナルファンタジー7」より先に、携帯電話がパーティーの入れ替えに使われてたんですねえ……。


レオナの発明でサポートメカを作ると、パーティーの代わりに戦ってくれるようになります。サポートメカには個別にHPが設定されており、HPが0になると壊れて使用不能になります。

サポートメカでの戦闘は、個別に搭載された攻撃機能の中からどれを使うかを選んで攻撃していく形となります。戦闘中は魔法やアイテムは使えないので、変に弱いサポートメカを作ると泣きを見る羽目に……。

なおサポートメカには乗り物として乗れるものもあり、種類によっては海や空も移動出来ます。ただパーティー全員で乗り込む為、大破したら即ゲームオーバー。当然っちゃ当然。

また乗り物の中にはストーリーの都合上、必ず作るものもあります。但しそれらは一つを除いてめちゃめちゃ弱い為、攻略サイトを探し出してそれを参考に研究で強引に強い乗り物を作ってしまう事をお勧めします。


さてここまではふわっとした記憶だけで書いてきましたが、ここだけはちゃんと覚えてるしネットの情報と照らし合わせても間違いがなかったという部分。ラストの超展開。

苦難の旅の末、遂にバラムを倒した三人。手助けしてくれた仲間達とも別れ、これで地球に……と思いきゃ一向に帰れる気配がない。

それもその筈、元々バラムを倒せば帰れるなどというのは、三人にバラムを倒して欲しいが為に召喚者のサリバンがその場で咄嗟に考えた方便。そんなものを当てにしたところで、初めから帰れる訳がなかったのです。

一体どうすれば地球に帰れるのか。思い悩む三人の元に、ある人物からの連絡が入り――。

ここから先が、色々と超展開。いや、一部を除いて筋は通ってるっちゃ通ってるんですが、まさかそう来るかという感じ。

このラストの展開は、かなり賛否両論みたいです。筆者は最後の最後のご都合展開さえなければ、個人的には割と好きな方。


ふわっとしてても案外何とかなるもんだ……。定番をわざと外しにきている部分が多いのは確かに面白いんですが、それ以外はどこにでもある普通のRPGといった印象で折角の個性付けが活かされきってないかなと。

ただ、最後に一つだけ言わせて下さい。公式イラストのレオナたん萌え。



とりあえず、今回はこれにて。

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