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神様の頼み事〜神様その部下クビにしろ〜

あれ?寝てる間に死んじゃった?


あれ?寝てる間に死んじゃった?


あれ?寝てる間に死んじゃった?


「おい神!早く出てこいよ!

何回リピートさせれば気が済むんだ!」


『ふふっもう少し間抜けな君を見ようと思ったけど、そろそろやめておくよ。久しぶりだね。

まさか1ヶ月生きてるとはね』


「ああ、俺自身1ヶ月も生きていられたのが不思議だ」


『まあ死亡要因第1位の甲冑を避けているのだから当然といえば当然だよね。というか僕は君が甲冑に惨殺……じゃなくて戦うところが見たいんだよ?」


「おい、惨殺ってハッキリ言ってるぞ。

何も誤魔化せてないぞ」


『なんで僕が誤魔化す必要があるの?

ワザとに決まってるじゃん!』


くそが!


『それじゃ、そろそろ本題に入ろうか。

君は死んだわけじゃないよ。

少し僕の頼み事を聞いてもらいたくて夢を弄らせて貰ってるんだ。いわゆる神の啓示ね』


夢を弄ってるとかは神様だし今更疑問もないけど、そんな神様が俺に頼み事?


「まさか甲冑と戦えとか言わないよな?」


魔法を使う事には飽きたが甲冑の恐怖を忘れてない俺は一応毎日ギルドの依頼の時間で魔法と体術の修行を独学でしている。しかし全く勝てる気はしない。


だからこそ神様は楽しむために甲冑と再び戦わせようとしてるのか?まあ甲冑とは戦いにすらなった事ないけど。


『強制しても楽しくないから、そんな事は命令しないよ!それにこれは頼み事だよ。断ってもいいんだ』


「え?断ってもいいのか?」


『神様、嘘つかない!

で、頼み事の内容なんだけど。

君が明日受ける依頼の依頼主、地球人らしいんだよね。

君をミスで殺した僕の部下が君と同じようにミスで異世界転移させちゃったのを僕に報告し忘れてたみたいで何も能力とか与えられてなくてね』


「おい、神様その部下クビにしろ」


俺を殺し、他の人を異世界転移させたりとかミスにも程があるだろ。



『僕が考えもつかないようなドジをするように設定して造ったから、これぐらいノープロブレムなのさ』


そういえば、こいつはワザと楽しむために自分が不利になるような事を嬉々としてやるやつだった。


『そうノープロブレムだから対して楽しくないんだけどね……失敗したなあ。っと、この話は置いとくよ。

その地球人が地球に戻りたいかどうか聞いてあげて、会話は聞いてるから聞くだけで後は僕が何とかするよ』


「別にわざわざ俺を介して聞かなくても分かるんだろうけど、それじゃ面白くないってことか?」


『うん、僕のことを良くわかっていてくれて嬉しいよ』


「チート能力とかプレゼントしないのか?」


もし異世界に残ると言ったとしても望んで来たわけではないはずだ。それに力が無ければ生活も厳しいだろう。


『んープレゼントしてあげたいのは山々なんだけど、人間には後付けで能力をあげたりは出来ないように造ってるから無理なんだ。

君みたいに死んでから元の身体をモデルに造った新しい肉体で転生とかなら生まれながらの能力として加えられるんだけどね。

まあ死んでもいいから能力が欲しいと言ったら君が殺してあげなよ』


「俺が殺すのか?」


『当然!』


魔物はいくらか殺し、その中に人型もいたが流石に人殺しは抵抗がある。しかも同じ地球人という変な親近感のせいで余計に無理だろう。


『そういうわけだから頼んだよ!』


俺が悩み結果が出ていない事をわかっていながら神様はワザと俺を目覚めさせた。


「……はあ、どうせ悩んでも答えは出ないんだから考えるのはやめて寝るか」


俺は依頼主の地球人が地球に戻る選択をしてくれるよう願いながら眠りについた。

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