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捕縛〜誤解を解いてないから〜

かなり間隔が空いてしまいました…

依頼達成で得た金で街を探索しようと思い外に出た。


「なんで異世界って中世的なのが多いんだろう。

魔法が発達してるからって文明進んでなさすぎでしょ」


街を見て回りながらそんなことをつぶやく。


「検索能力で調べてみるか」


1日3回しか使えないが大丈夫だろう。


《この世界の文明が進んでいない理由……貴方のいた世界で言う魔女狩りに似た事をしているからです。

過去の事例をいくつか挙げましょう○*△》


検索能力の事例を聞き何となく理解できた。

この世界は魔法が全てと言っても過言でもない。

そんな世界に魔法が使えなくても誰でも扱えて魔法並の効果が得られる物が出来てしまえば魔法に優れている権力者は黙っていない。

だから潰される。

中々酷い話だ。



「だからと言って娯楽施設が少ないのはなあ」


ないなら作るか?

経営のイロハとかわかんないし無理かな?


「きゃあ!?」


「ん?」


考え事をしながら歩いているとすれ違い様に少女が俺の顔を見て悲鳴をあげた。


「露出魔!」


なんだ俺の顔じゃなくて俺の後ろあたりにいるのか。

露出魔なんて見たくないし振り返らずに急いで行こう。

うん、少女が俺に向けて指をさしているように見えるが後ろにいるであろう人に向けてで決して俺の事じゃないはずだ。


「ちょっといいかな君?」


露出魔が男に声をかけられている。

厄介事に巻き込まれたくない早く逃げよう。


「逃げるな!」


「ですよねー」


現実逃避をしていたが肩を掴まれたことで観念した。


「何ですか?」


振り向くと鎧を着た男性がいた。


「あの少女が君のことを露出魔と言ったので少し調べさせて貰いたいんだが」


そう言われ少女を良く見た。

……あっスライムに服をボロボロにされた時に出会った少女だ。というかそれしか考えられないよな。


「任意ですか?」


今の俺は露出魔などとは程遠い善良な一般人だ。


「任意だがやましい事がなければ調べられても大丈夫なはずだろ?」


「はあ、それって強制と変わらないじゃないですか。

まあ別にいいんですけどね」


「では身分証を提示してください」


俺はギルドカードを渡した。


「!?」


男は驚いた顔をしてギルドカードを何度も見た。


「し、失礼しました!ギルドカードを返却致します!

貴方が噂の……すみません目立つのは嫌なんでしたよね」


君のせいで既に注目されてるけどね。

とは言わない。謝られて更に面倒になりそうだ。


「いや、気にしてないから大丈夫」


噂っていうのが少し気になるが、黒ランクは珍しいらしいから、そのことだろう。


「これは疑いが晴れたって事でいいのかな?」


「はい!もちろんです!」


そう言って男は踵を返し歩いていった。

途中で少女に何かを言われていたが突き放した。


「……黒ランクは偉大だなあ。

例え犯罪を犯しても罪に問われなさそうだ」


誰にも聞こえないよう小さな声で呟き俺は再び街の探索に戻った。




この一件でより少女との間に深い溝が出来、それがいずれ自らの首を絞める結果になるのだった……

ある程度の流れは考えているので投げださないよう出来れば週一以上のペースで更新していきたいです

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