転生(1回目)〜1回目?〜
俺TUEEEな展開は今の所考えていません
「危ない!」
トラックに轢かれそうになった子供を助け俺は死んだ。
せめて童貞卒業したかったなあ。
「って、あれ?意識があるぞ?
それにここどこだ?」
辺り一面見渡す限り赤色しかない空間。
とても目に悪そうだ。
というかこんな状況でも冷静でいられる自分が怖い。
俺ってこんな人間だったっけ?
『あーテステス……うん、大丈夫そうだね。
はろー僕は神様聞こえてるー?』
空間全体から明るい男性の声が響いた。
もしかして転生フラグ?
『イエス!大正解!
僕の部下の失敗でトラックから子供を無傷で助けて一躍時の人となるはずだった君が死んじゃったから記憶を引き継いで転生させてあげるよ!
ただ元の世界へは戻れない。
その代わり好きな世界へ転生させるしチートもあげる!他にも望むなら今の年齢のまま転生させてあげるよ!
後、普通の人間とは違って運命を固定しないから再び僕の部下のミスとかで死ぬ事はないから安心してね!
というか、いつ死ぬかとか僕にもわからないから!」
……普通なら疑ったり驚いたりするんだろうけど、何故か思考は冷静で言われてる事は全て事実だとわかる。不思議な感覚だ。
『それは交渉がスムーズにいくように僕が思考を少しだけ弄ってるからだよ!でも安心して君の思考を操っているわけじゃないよ!無駄な動揺とかを排除させてるだけだし、洗脳ならこんな交渉なんて無意味だからね!』
うん、流石神様だと思っておこう。
この事について考えるのは無駄だ。
『じゃあ転生する世界をまず決めてもらおうか?』
「そうですね転生するならやっぱり剣と魔法のファンタジーな世界がいいですね」
男の子だから仕方ないよね。
『よし!じゃあドンドン進めていこう!次はこのまま転生か赤ちゃんスタートか決めてね!』
「赤ちゃんスタートは色々めんどくさそうだから、このままで」
『最後にチートの選択だ!』
「自分以外の時間を止める力が欲しいです」
戦闘にも使えるしアレな事にも使える最強の能力だ。
ただ、もしかしたら断られるかもしれないからあまり期待をしない。
『えっそんなもんでいいの?』
そんなもの?
「何言ってるんですか最強の能力じゃないですか」
『んー君がそういうならそれでいいよ。
ただそれだけじゃすぐ死んじゃいそうだから転生する世界でも上位のモノ達と渡り合える身体能力もあげるね』
鬼に金棒じゃないか!
これは人生超勝ち組確定ルートきた!
-----この時は本気でそう思っていた。
『早速転生させるね!』
「念のため安全なところにお願いします」
『ごめん僕には世界が小さすぎて無理』
「えっ?」
俺の視界が一瞬ブレたと思ったら森の中にいた。