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不安感は「休め」のサイン?

 突然、理由もなく不安感に襲われることがあります。


 バケツに入ったペンキを頭から浴びせかけられるように、いきなり不安感がドバッとふりかかってきて、振り払おうとしてもすぐには取れません。


 不安になるといっても、別に怖がるような場面じゃないのです。


 掃除に追われているときだったり、ビールをぐびっと飲んだ瞬間だったり、パソコンで他人様の作品に感想を書いている最中だったり、忙しいときだけでなく、楽しくリラックスしている時にも発生するのです。いつ起こるか統一性がなくて予想もつきません。


 長年つきあいのある気の置けない友人と世話話をしながら、頭の中ではなぜか“死にたい”のリフレインと不安感がドバーッと押し寄せて止まらず、でもそれを友人にバレないように必死で平気な顔をして話した、ということもありました。


 夫が出張なんかで外泊し、普通なら、今夜はサボってダラダラしていいよヒャッハーーーッと喜ぶはずの時でさえ、不安でいてもたってもいられないときがあります。


 ちなみに、不安感は私にとって深刻な悩みでしたが、心の辛さは目に見えないので、端から見れば挙動がちょっとヘンだよというくらいの軽い感じに見えるらしいです。


 先日、自宅にいるときに、初めて夫の前で不安感が襲ってきまして、いてもたってもいられなかったんで思わず立ち上がって、「不安感がキター!」と言いつつ、わーっと走り出しちゃったんです。


 夫のヤローが、不安に押しつぶされそうになっている私を見て、ハハハーッと笑いやがりました!


 人が辛いときに、何を笑ってやがるんだ! と、夫にムカついた瞬間に、しつこい不安感がフッと消えたんです。


 それをきっかけに、不安感をひどくなる前に抑えるコツがわかってきました。


(※ここでフォローしておきますが、夫は私のしんどさをわかってくれないのではなく、甘やかしすぎない程度に、必要なときはちゃんと支えてくれています)



 不安感は、離岸流(りがんりゅう)みたいなものだという気がしています。


 離岸流という言葉を、夏の水難事故のニュースで、聞かれたことのある方はいらっしゃいますか?


 海で、波打ち際から沖へ向かって流れる、ものすごく強い潮の流れのことだそうです。この潮の流れの中に入ってしまえば、水泳選手でも逆らって泳ぐことはできないくらい怖いものだそうで、この離岸流のせいで人がおぼれてしまうケースがよくあるみたいです。


 離岸流に乗ると、どんどん沖へ流されてしまうので焦って波打ち際の方向へ泳ごうとしてしまいますが、助かるためには、横へ泳ぐことが大切だそうです。


 おぼれないために、離岸流とは垂直方向の横へ泳いで、潮流から抜け出さなくちゃいけません。



 不安感に襲われたら、とりあえず手を止めます。


 そのときにやっていることをやめて、休むか、別のことをします。


 人と一緒にやっている作業の途中だとそういう訳にもいきませんが、トイレに行くフリでも何でもいいので、とにかくきりのいいところで中断します。


 そのときやっている何かをやめると、不安感が止まるようになってきました。


 お医者さんに診てもらったのではなく、あくまでも自分の感覚でそういう感じがするというだけですが、私にとってはこの方法があっている気がします。



 最後にちょこっとだけ言い訳を書いておきますが、小説を書いているときにもときどき不安感がきますので、休み休み書いています。いつも更新が遅くてごめんなさい。

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